「intely」から読み解く

日本人向けビジネスSNSの特徴とは?

2013.09.29 SUN


人脈作りに力点が置かれるLinkedInと違い、intelyでは「専門領域の情報収集、発信、議論」に力点が置かれており、会話や情報を媒介にして人同士のつながりが生まれる仕組みとなっている。
転職活動や仕事の人脈作りなど、ビジネスSNSの活用に注目が集まっている。たとえば、世界中で1億7500万人ものビジネスマンが利用する「LinkedIn」はリクルーティング型SNS。転職活動や仕事のパートナーなどの“人探し”を友人経由で行えるのがLinkedInの強み。個人の人脈や実績が一目瞭然のSNSがあれば、求人にはもってこいのツールといえるだろう。アメリカの人事担当者の9割がLinkedInを活用しているというのもうなずける。

一方、日本でもビジネスに特化したSNSが9月から本格始動した。サイバーエージェントが提供する「intely」は「ビジネスパーソンの成長を促すSNS」がコンセプト。先行するビジネスSNSとの違いを同社の渡邊大介さんに話を聞いた。

「まだ日本では、仕事上の人脈をSNSに持ち込んだり、個人的なネットワークで仕事を広げるといった土壌が十分に育っていない気がします。その一方で、仕事の情報共有や意見交換の需要は高い。そこでintelyでは、まず発言の共有やテーマに基づいた議論の場を作り、その先にネットワークが広がっていく流れを目指しました」

確かに、仕事の人脈をいきなりSNS上で構築するよりも、共通テーマで情報交換するくらいの方が参加しやすい。intelyではこの日本人の特性をふまえ、ビジネスSNSのハードルを下げるために様々な工夫を施している。

まず、スタート時にあらかじめ気になる業種やテーマを選ぶことで、興味のある“ビジネタ”がタイムライン上にソートされて表示される。投稿欄には「今日の学び」とあり、日々の気づきや振り返りを書き込んでいくスタイルだ。各界の著名なビジネスマンをはじめ、自分と同じテーマに関心のあるユーザーの書き込みやニュースサイトの記事など、仕事上のネタ探しが容易にできる。

このほか、設定したテーマごとにやりとりができる“ネットワーキング”を自ら開設したり、既存のネットワーキングに参加することも可能。この場を利用して著名なビジネスマンに質問を投げかけてみることもできてしまうのだ。

敷居の高そうなイメージのビジネスSNSだが、いざ始めてみると、思いのほか簡単。書き込みに対するアグリー(いいね!のようなもの)のやりとりも活発で、情報収集はもちろん、ひと言日記やアイデアのメモ帳としても活用できる。日本人好みにチューニングされたビジネスSNS、自分好みの使い方を見いだしてみてはいかがだろう?

※この記事は2012年9月に取材・掲載した記事です

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