森繁久彌や松本清張もデビューは30~40代

「遅咲き」成功者の共通点

2013.09.05 THU


米・ソルトレイクに立つサンダースの銅像(写真左)。同地はKFCのフランチャイズ1号店を出店した場所だ 画像提供/GettyImages
どうも人生うまくいかない。同期の出世にも焦りを感じる。そんな悩みを抱えているアナタ。あきらめるのはまだ早いですぞ!

成功者は必ずしも「早咲き」ばかりとは限らないからだ。レイ・クロックが職を転々としたのちにマクドナルドを創業したのは52歳。カーネル・サンダースがフライドチキンのFCビジネスを始めたのは、事業に失敗して無一文になった65歳の時だった。

そんな事例は日本にも多々ある。多摩大学教授で『遅咲き偉人伝』(PHP研究所)の著者、久恒啓一氏は言う。

「『早咲きは大成しない』というのが私の持論なんです。理由は、中身が伴わないうちに世に出るから。その点、遅咲きの人は才能を十分熟成させているので、大成するんです」

なるほど。日本人で遅咲きの成功者といえば、どんな人がいますか?

「なかなか芽が出なかったものの、37歳の映画デビューをきっかけに国民的俳優にまで上り詰めた森繁久彌。映画監督の志半ばに、39歳で岩波ホールの初代総支配人になった高野悦子。42歳で作家デビューし、82歳まで書き続けた松本清張。50代で会社経営を退き、男爵いもの生みの親として名を成した川田龍吉。みんな、そうですね」

では、彼らの共通点は何でしょうか?

「長い時間をかけて、ひとつのテーマに取り組んだという点です。才能より努力の継続が大事。元東芝社長の岩田弌夫氏の名言に『平凡の凡を重ねよ、いつかは非凡になる』とありますが、その通りだと思います」

その他にも「仰ぎ見る師匠がいる」「怒濤の仕事量をこなす」「敵との切磋、友との琢磨」「修養、鍛錬、研鑽を怠らない」「飛翔する構想力を持つ」という5つの共通点があるそう。

今や男性の平均寿命はほぼ80歳。20~30代はまだ人生の序盤戦に過ぎないともいえる。すぐに芽が出ないからと悲観的になるのはもったいない。
(石原たきび)


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