最終的には年収よりやはり…?

社風は企業選びの決め手になる?

2014.01.19 SUN


転職したビジネスパーソン2478名に聞きました。今の日本に1週間の職場体験制度があれば、社風のギャップによる転職の失敗を軽減できるはず。しかし学生のインターンシップでない限り、それは不可能です。とはいえ社風が転職の成功/失敗に大きく影響することもまた、事実。

そこでリクルートエージェントでは社風に関して733名の調査を実施、転職における社風の実態を探りました。以下に具体的なアンケート結果をご報告していきます。
失敗しない転職にむけて、ご参考頂ければ幸いです

あなたが転職をするとしたら何を大切にしますか? 給与、仕事内容、このご時世であれば会社の規模や安定性も気になるところではないでしょうか。

調査結果では勤務地、年収額という基本項目に次いで、42.6%もの方が社風や職場の雰囲気を重視すると回答。「規模」「安定性」(いずれも40.5%)や「企業の将来性」(38.7%)より、高い結果となりました(図「転職先を選ぶ際の優先項目」)。 また実際に転職先を決める際にも、社風を重視した方は、「かなり重視」「ある程度は重視」あわせて74.8%と圧倒的。(図「転職先決定時に社風を重視したか」)。
やはり、毎日働く場が自分に合っているかどうかは大きな関心事のようです。

次に、転職の成否を見るために入社後に苦労した点を質問したのが図3です。

社風について言えば、転職時に74.8%もの方が重視しているにも関わらず(図)入社後に苦労した上位3項目が社風に関すること。社内用語が分からない(28.6%)というのは転職ならではです。さらに人間関係(15.1%)も含めると非常に多くの方が社風に苦労している実態が見えてきました(図「転職後に苦労した項目」)。

会社が違えば雰囲気やルールも異なるため当然といえば当然の結果ですが、とはいえ転職時に重視したにも関わらず大きなズレが発生してしまうのはなぜなのでしょうか? データを見ると、そこには社風の見極め方に関する理想と現実がみえてきました。

まずは理想から。社風を見極める上で有効な2大要素は面接時の印象(58.8%)及び、従業員に直接会うこと(57.7%)。その他、32.7%の方は社内見学も有効と考えているようです(図「有効と思う社風の見極め方」)。
次に現実。有効と思ううち面接時の印象については、74.6%の方が実践しています。ただし選考過程では必ず面接が行われることを考えると、社風を見極めるためというより結果的に面接時の印象で社風を予測した、というほうが正しそうです。一方で有効方法の2位「従業員に会う」ことを実践したのは26.6%のみ。社内見学も、有効32.7%に対し16.8%という結果でした(図「実践した社風の見極め方」)

ギャップの背景を把握するために項目ごとの理想と現実の差を現したのが右図です。ギャップは「現実」から「理想」を引いた数字、つまり有効と思いながらも実際には出来なかったものがマイナス、逆に有効とは思わなかったが実践したことがプラスで表示されています(図「項目ごと理想と現実のギャップ」)。

マイナスの項目が圧倒的に多いことから、有効とは思いながら実践出来ない、そんな多忙なビジネスパーソンの転職活動が浮かび上がってきました。

特にマイナス幅が大きいのが「従業員と会う(-31P)」「社内見学(-16P)」。確かに、志望企業に知り合いがいることは滅多にありませんし、応募企業に社内見学を申し出るのも気が引けるものですよね。逆にプラスが大きいのは、「面接時の印象(+16P)」「パンフレットやホームページ(+12P)」。面接については、上述の通り選考過程で必ず行われるため結果的に実践したことが考えられます。特徴的なのはパンフレットやホームページ。大して有効ではないと思いながらも入手しやすさ気軽さから、ついつい頼ってしまう。それが実態ではないでしょうか。

第14回 転職世論調査より 実施期間2008年5月29日~6月1日まで
対象:リクルートエージェントの登録者で何らかの手段で転職を実現した型2478名(うち回答者733名/回答率29.5%)
調査方式:Webを使ったアンケート

※この記事は2012年06月に取材・掲載した記事です

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