そのやり方、あなたに合っている?

理想の勉強方法ってあるもの?

2014.04.01 TUE

4月! 新生活で気分一新、今年度こそ何か自分のスキルを高めるべく、勉強を始めよ
うと考えている人も多いのでは? しかし、そもそも勉強が好きという人は少ないはず。いざ始めてみると、やる気が湧かず長続きしない…ひょっとすると、手をつけるにも至らないまま終わるなんてことも。

講座やスクール、ビジネス書…学ぶ方法はいくつも知っているけど、OJTという言葉
もある。座学よりも、実体験を通じて学ぶことの方が得るものが大きい気もするし。
ビジネスマンにとって学びの機会って、本当に大切なのだろうか…?

「ホワイトカラーのビジネスパーソン(大まかには「事務職」全般)は職業人生の期
間中、ずっと何らかの勉強をしていかないと、人材価値が維持できない。研究職(研究所や調査部など)や教師はもちろんだが、たとえば、金融業にあっては、『勉強することが苦にならない』ということを職業適性の1つに加えてもいいのではないか、というのが、金融・証券関係の会社を転職して歩いた筆者の実感です。金融の世界では、新しい金融市場や経済の動向を常に把握し続ける必要があるし、融資などで関わる産業や取引の事情を勉強する必要があります」

と話すのは、経済評論家の山崎元氏。ホワイトカラーのなかでも、特に競争が激しい職種では、勉強で遅れを取るとビジネスの競争で直ちに不利になるし、効果的な勉強で「プラスα」のもとになる知識やスキルを手に入れて「僅かに作った差」が、ライバルに対する差別化の原動力になる。勉強の習慣を持つこと、勉強の効率を上げる工夫をすることの2つは、ビジネスパーソンの人材価値に直結すると、同氏は続ける。

勉強というと、どうしても学生時代の嫌な思い出がよみがえってしまって、苦手意識があるのですが…。社会人の勉強法において、何か気をつけるべきポイントってあるのだろうか?

山崎氏は、ファンドマネジャーを目指し、運用会社に転職した。大学時代、投資分野についての科目を履修していなかった氏だが、未知なる分野を学ぶべく、試した勉強法の要領をまとめると次の通り。

1.全くの新分野は入門書の多読でイメージを掴むことから始める。
2.1と平行して同分野の代表的な研究者のオリジナルな論文・著作を読む。
3.勉強した分野を何らかの形でアウトプットする。
4.有力な専門誌を見つけて新しい研究分野を把握しておく。

ちなみに、上記勉強法は「新たに興味を持った専門分野を一気に勉強しようとする場合の勉強法」としておすすめだという。語学や数学、国語(文章表現力)など、他のあらゆる勉強の基礎となるような内容の学習分野には別の方法の方がよいであろうとのこと。

「ダイエットや英会話の本が毎年大量に発刊され続けているように、勉強法の本も増え続けています。これは、たぶん、決定的な方法がないからだろうし、何れの分野も挫折する人が多いからではないでしょうか。勉強法は、目的にもよるし、人それぞれだ。上手く行かなくても、諦めずに試してみるしかないですね」

自分にピッタリな勉強法は何か、それを探り当てるにも、勉強するしかないってことですね。続かなかったからと言ってあきらめないで、次々に色々な勉強法を試していくうちに、いつか無理せず続けられる勉強法が見つかったら、それが自分にピッタリな方法なのかも。気張らず、まずは気軽に始めてみませんか?

※この記事は2011年04月に取材・掲載した記事です

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