成果主義導入&転職組増加で増えている!?

やっぱり気になる?年下上司の存在

2014.02.16 SUN


シャンタオ / PIXTA(pixta.jp)
大企業においても年功序列・終身雇用が当然ではなくなり、転職組が増加する昨今。上司と部下の関係は、昔ほど単純ではなくなっている。「転職した先の上司が自分よりも年下だった」、「仕事のできる同僚や後輩が先に出世した」なんて経験がある人もいるだろう。

もちろんビジネスに年齢は関係ない。上司である以上、年下だろうが素直に割り切って仕えるべきだということは、みんな理屈ではわかっているはず。

実際、リクルート「Tech総研」がエンジニア100人を対象に行った「自分が年上部下になった場合、直属の上司と心理的に気にせずつきあえる年齢差」調査では、全体の33%が「何歳差でも気にならない」と答えている。

とはいえ、頭で考えた「理屈」と心で感じる「気持ち」が常にイコールではないのが、人間の性。というか、年下にあれこれ指図されるとムカっとくるのが、基本「年長者リスペクト」で育った僕ら日本人の性でもある。

「上司に取り入るのがうまい同期(でも年齢は2コ下)が、係長に一番乗り。急に偉そうに指図し始めた時は、軽く呪ってやろうかと思った」(34歳・システムエンジニア)

「大手同業他社から転職してきた年下上司。社内の人間関係や仕事の仕方をよくわかっていないのに、『なめられまい』とやたら横柄な態度でトンチンカンな指示を連発。あの時は結構疲れました」(35歳)

では、どうすれば年下の上司とうまく付き合っていけるのか
ビジネス行動学の講師を務める古谷治子先生によると、

「年下の上司に反発する気持ちはわかります。ただ、少し厳しい言い方をするなら、それは単に『気の持ちよう』の問題なので、早めに割り切ってしまうこと。ビジネスの現場では、チームとしての上下関係があり、そのなかで上司として管理する能力や部下として従う能力が問われています。年下上司に対して露骨に反抗的な態度をとることは、自分の評価を下げることにもつながりますよ」

上司vs自分という構図だけではなく、社内や社外の第三者の視線を意識することも大切なのだという。

「年下上司に反発する年上部下というのは、あまり気持ちの良いものではありません。また、第三者から見ると、それぞれの立場や責任の所在が非常にわかりにくくなってしまいます。上下関係を第三者にきちんと説明するためにも、最低限『です』『ます』の丁寧語を使いましょう」

たしかに第三者にアピールするために部下を演じるぐらいの気持ちで年下上司と付き合えば、ストレスも溜まりにくいのかもしれない。
(吉原 徹/サグレス)

今後もますます増えていくであろう「年下上司」とは、すっぱり割り切ってつきあうべし。ちなみに反対の「年上部下」との付き合い方の秘訣は「自尊心を傷つけない」「第三者がいる場所で相談するなど『頼りにしてます』感を出す」などだそう

※この記事は2011年06月に取材・掲載した記事です

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