スローライフに魅せられて?

経験者に聞く 地方転職の魅力とは

2014.03.17 MON


いってき / PIXTA(pixta.jp)
都会から地方へ移住する「田舎暮らし」は、いまやライフスタイルの一つとして確立されつつある。リクルートのワークス研究所の調査によると、R25世代で「出身地以外の地方へ転職したい」と考えている人は17.9%と、地方転職を志す人は決して少なくない。

それでは、彼らが地方への転職に惹かれる理由はなんなのだろうか。実際に地方へ転職した人たちにお話を伺った。

「私の場合、高校のころに牧場の仕事を手伝ったことがキッカケで、牧場経営を夢見るようになりました。その夢を叶えるための地方転職だったんです」

そう話すのは、1年前に島根県の川本町に移住した東海林 誠さん(35歳)。東京の健康食品会社に勤務していたが、現在は定住コーディネーターをしながら養羊業を営んでいる。

「前職では畜産にかかわることはなかったのですが、自社の商品の企画・開発・販売に携わるうちに自信がつき、地方転職に踏み切りました。前職のスキルは、羊肉や羊毛の販路拡大に役立っています」(東海林さん)

そしてもう1人。2年前に石川県珠洲市へ移住した今井豊さん(36歳)は、元広告代理店のデザイナーだ。珠洲市の農業体験で、地元の人たちの人柄に惹かれて移住を決意したという。

「地方の生活の魅力は、都会のようなストレスがないこと。ごみごみした街並みや満員電車に揺られての通勤など、ストレスの多い都会での暮らしは今では考えられませんね」(今井さん)

今井さんはデザインの仕事をしつつ、珠洲産の食材を使った加工品を販売する「すずたまクリエイティブファクトリー」を立ち上げた。

「地元で獲れる食材を使って地域貢献できれば、と思い会社を設立しました。商品のラベルやパッケージは自分でデザインしています。まだ手探りの状態ですが、今後も地元の食材を生かした商品開発を続けていきたいですね」

転職したキッカケは違えど、両者とも前職のノウハウを生かしながら、地方での生活を満喫しているようだ。「いずれ地方に転職できれば…」と考えている人は、現在の職業が転職後にどう生かすことができるかを考えておいてもいいかもしれない。
(名嘉山直哉/DECO)

※この記事は2011年08月に取材・掲載した記事です

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