多くの仕事にリスクが潜む?

10年後「なくなる仕事」は…

2014.03.22 SAT


単純労働がメインとなる仕事は、これから急激に減っていく方向にあるという trikehawks / PIXTA(ピクスタ)
技術の進歩や様々な流行により、昔はなかった仕事がいくつも現れる一方、なくなる仕事もある。自分の今の仕事がなくなるとは考えたくもないが、とはいえ何が起こるか分からない世の中。いったい、どんな仕事がなくなる可能性が高いのか?

「近年なくなった仕事の背景には、大きなふたつの流れがあります。ひとつめは『技術進歩』、ふたつめは『グローバル化』。高性能な機械や、低賃金の外国人に置き換えられて、結果的に“従事する日本人が少なくなった”ケースが非常に多いんです」と語るのは、資産デザイン研究所代表取締役社長の内藤 忍さん。

例えば、証券会社。昔は店頭で取引を行っていたのが、今ではほとんどがネット上で、システムを介して行われるように。窓口での取引がなくなったということは、その仕事を処理する人が機械に代わったといえる。

また、単純なコミュニケーションやオペレーションで済んでしまう仕事も、日本人の視点で見れば「なくなりつつある」ととらえることができるのだ。

「このふたつの流れは今後も続きます。ネットの普及やプログラムの構築により、今後減少していく仕事は少なくありません。グローバル化についていえば、中国にも日本語のできる人はたくさんいますから、マニュアルトークで済むようなコールセンターは中国に作って現地雇用する企業も出てくるでしょう」

今後、日本人の仕事として残り続けるのは、機械や外国人に代替されないもの。そのような意味では、機械にできないクリエイティブな仕事や、日本人の持つ細やかさ、おもてなしを必要とする仕事が該当する。このような背景もあってか、最近は、そうした「目に見えない価値」を重視する傾向が強まっているようだ。ただ、いくら自分の職種自体は存続しても、決して安心ではないようで…。

「インターネットの普及により、どんな企業も簡単に外部のスペシャリストを探して、その人と手を組んで事業を行える時代になりました。となると、企業は今後、自社の社員にこだわらず、外部も含めて、そのつどベストな人材を探すようになります。となると、たとえ会社にいても、自分のしている仕事が『誰かに取って代わられる』可能性が強まっていくといえますね」

自分の仕事の未来を展望するには、今やっている仕事が、本当に自分しか担えないものなのか、改めて自問してみることが大事。自分にしか提供できない価値を持ち合わせておかないと、今後は厳しいということか。
(有井太郎)

※この記事は2013年3月に取材・掲載した記事です

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