震災を機に転職市場にも変化の兆し? 

夏の転職マーケット動向を読み解く

2014.03.25 TUE


GOETHE / PIXTA(pixta.jp)
転職シーズンといわれる9月に向け、例年ならこの時期から転職市場は活性化する。だが、今年は震災による求人数の減少など、マイナスの影響を心配する声も少なくない。そこで、震災以降の転職市場の実態について、『リクナビNEXT』編集部を直撃してみた。

「確かに震災直後の3月後半には求人が激減しました。しかし、影響があったのは直後の3週間程度。4月に入ると求人数は直ちに盛り返してきています。それに合わせ、転職活動の動きも再び活発になってきました。少なくとも震災によって転職市場が大きくダメージを受けたという傾向はみられません」(黒田真行編集長)

じつはもともと、今年春先の求人数は昨年比50%増と高い伸び率を示していたという。そこに震災が水を差した格好だが、4月には昨年比25~30%増にまで持ち直し、現在もその水準をキープしているようだ。しかも下半期はさらに求人数が増える可能性も。

「現在は、各企業とも震災による景気への影響を見極めている時期だと思います。経済界の観測では下半期から景気が上向くといわれています。景気と求人の数は連動しますので、もし本当に景気が上向いてくれば、求人数も春先と同程度の水準まで回復してくるのではないでしょうか」(同)

ちなみに、これから特に求人数が増加しそうな職種は、復興需要で人出が必要となる「建築・土木系」「医療介護系」。さらに、震災前から求人数が増えていたIT業界や営業職も引き続き堅調だという。

意外なことにじつは選択肢が多かった今年の転職市場。キャリアアップを狙うならこの機を逃す手はない?
(榎並紀行)

※この記事は2011年07月に取材・掲載した記事です

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