ブックオフ、モス、H.I.S.…ハングリー精神で昇格

バイト出身社長の出世エピソード

2014.04.02 WED


特に外食産業は、トップがアルバイト出身というケースが目立つ。そもそもバイトの求人が多い業界だけに、優秀な人が集まりやすい? 画像提供/PIXTA
仕事ぶりが認められ、アルバイトから正社員に登用されるケースは少なくない。しかし世の中には正社員どころか、そのまま出世の道を突き進み、トップの地位まで上り詰めてしまった人たちがいる。

有名なのは新古書店業界最大手・ブックオフコーポレーションの橋本真由美会長。元は時給600円のパートタイムで働く主婦だった。それが、昼夜を問わず夢中で働いた結果、採用からわずか4年で取締役に。その後も売り上げ不振店舗の立て直しなどに手腕を発揮。2006年にはとうとう社長に就任した。

また、牛丼チェーン最大手・吉野家ホールディングスの河村泰貴社長も、バイトからの叩き上げ。高校卒業後に働き始め、24歳で正社員に。43歳の若さでトップを極めた。なお、吉野家は先代の安部修仁氏もバイト採用組。実力主義の社内風土がうかがえる。外食産業では他にも、モスフードサービスの櫻田 厚社長、サッポロライオンの山﨑範夫社長などがアルバイトからキャリアをスタートしている。

一方、旅行代理店大手H.I.S.の平林 朗社長は、アメリカでツアーガイドビジネスなどを手がけた後、25歳で帰国。アルバイトで同社に入った。当時、高卒の平林氏に正社員の口はなかったが、「頑張れば“昇格”できる」という思いを胸に必死で仕事に邁進したという。米国での経験を買われバイトの身でありながらバリ島に赴任し、現地手配会社の立て直しに挑むなど、粉骨砕身。結果、1年で正社員となり、40歳で社長に抜擢された。

学生のうちは、どんな仕事が自分に向いているかなんて分からない。将来の道を模索する上でも、若いときに様々なアルバイトを経験しておくことは意義深いはずだ。前述の平林社長も、学生時代から様々なバイトをしてきたという。アルバイトを単なる小遣い稼ぎでなく、キャリアの第一歩としてとらえることが、輝ける未来への道を開くのかもしれない。
(榎並紀行/やじろべえ)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト