なぜ公開していないの? いつ公開するの?

転職サイトの「非公開求人」とは?

2014.04.07 MON


転職サイトなどでよく目にする「非公開求人」。特定のエージェントサービスに登録した人だけに公開される求人のことだ。求人を出す企業側にとってもメリットが大きいというが、非公開にする理由は何なのか?

リクルートエージェントのウェブサイトでは、非公開の理由を「事業戦略に直結していて公開できないため」「企業が効率的に採用活動を進めるため」と説明している。つまり、他者に知られたくない新規事業、新規マーケット参入に向けた人材や、注力部門をさらに強化するための職種経験者の確保など、募集要項から事業戦略が明らかになることを避けるため非公開にしているというわけ。また、人気企業など応募が集中する求人の場合、非公開にしてエージェント中心の効率的な採用活動を進めることもあるようだ。

一方、社内外のイメージを気にするケースも多いという。「人を募集していることを知られたくない事情が企業側にある場合にも、求人を非公開にすることがあります」と語るのはヘッドハンターの小松俊明氏だ。

「例えばリストラ中であるとか、業績が悪くて社員にボーナスを払っていないとか、そういう状況あるにもかかわらずコストをかけて求人をするというのは、現在の社員に対して体裁が悪いですよね。また、管理職などの求人の場合は、社内にそのポジションを狙っている人がいるかもしれません。にもかかわらず外部から採用となれば、その社員のモチベーションを下げてしまいます」

ところで、こうした非公開求人を紹介してもらうためにはどうすればいいのか?

「まずはエージェントに対して自分の経験と希望している方向性をしっかり発信すること。また、自分の経験はこういうふうに評価されたことがあるとか、他のエージェントからはこんな案件を紹介されたことがあるとか、もしくはこういう面接でここまで進んだことがあるとか、経歴書だけでは見えてこない細かい情報も具体的に明示して自分を売り込むことが大事です」(同)

大事なのは自分の可能性をエージェントに想像させること。そうすればこれまでの職務経験だけにとらわれず、様々な角度から求人を紹介してもらえるという。非公開のなかに眠る好条件の求人に出合うチャンスも広がりそうだ。
(榎並紀行)

※この記事は2011年11月に取材・掲載した記事です

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