業種や職種で差がある?

30代後半からの転職 成功のコツ

2014.04.10 THU


「35歳を超えると転職はぐっと難しくなる」。そんな話を聞いたことがある人も多いだろう。それが本当なら、転職を望む場合、R25世代にとっては今後数年が勝負となる。…と思いきや、最近は30代後半で転職する人も少なくないという。それも、ヘッドハンティングされるようなエリートに限った話ではない。そこで、35歳超の転職事情について、リクルートエージェントのキャリアアドバザー・柴田教夫さんに伺った。

「35歳転職限界説には、明確な根拠はありません。しかし、定期的に新卒採用を行っている日本の企業では、35歳くらいで昇格する人が多いことから言われ始めたのだと思います」

確かに、会社でのポジションが上がれば上がるほど、それと同じ条件またはそれ以上の転職先を見つけるのは難しくなる。では、業種や職種によって、転職しやすさに違いはあるのか?

「業種や職種で分けることはできませんが、スペシャリスト=専門職のほうが、その専門性を求める求人がもしあった場合には転職の実現性が高くなります。しかし、そうした求人は数が非常に少ないことや、同業他社に転職しにくいというデメリットも。逆にジェネラリスト=総合職の場合、業界を越えて転職活動ができますが、競争相手が多いことがデメリットに。ジェネラリストでも、自分は何が出来て、特にどんなことが得意なのか、強みを明確にすることが大切です」

ただし、スペシャリストであってもジェネラリストであっても、30代後半までに磨いておくべきスキルがあるという。

「採用する会社側がいちばん見ているのは、ポータブルスキル=職場が変わっても通用する能力の有無。交渉力、段取り力、人を巻き込んで物事を進めていく力、コミュニケーション力などが高いかどうかが、転職を成功させるカギになります」

また、最近では不況の影響で、自分が転職したくなくても、転職せざるを得ない状況になることも。そんな人の中には、転職先を見つける以前に、今後自分がやりたいことが何なのか、わからないという人も少なくないとか。日ごろから、今後のビジネスマン人生の後半で、自分が世の中とどう関わり、どう生きていきたいかを考えておくことが、転職をするかどうかにかかわらず大切なことのようだ。
(相馬由子)

※この記事は2011年11月に取材・掲載した記事です

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