認知度アップのコストがおさえられる

売上10倍!ダジャレネームの効能

2014.05.15 THU


ダジャレネームの代表的商品「ムシューダ」(エステー)。2009年にはダジャレを前面に押し出した「ダジャレCM」が話題に
防虫剤の「ムシューダ」(無臭だ)、シャープペンシルの「オ・レーヌ」(折れーぬ)、目覚まし時計の「非情ベル」(非常ベル)、ICカードの「ICOCA」(行こか)…。なにげなく過ごしていても、様々なシーンで“ダジャレ商品”を見かける。一見、年配のお偉いさんの思いつき(おやじギャグ)で採用されたかに思えるダジャレネーム。が、「いち早く消費者に認知してもらえるため、これらの商品名は極めて効果的」と話すのは、商売力養成コンサルタントの福谷恭治さん。

「ダジャレネームは認知度のある元ネタを想起させることを狙ってつけられているため、消費者の商品認知や定着までのスピードが劇的に速いというメリットがあります。例えば『虫コナーズ』だと、商品名は消費者にとって“初めて耳にする言葉”ではなく、“すでに知っている別の意味を持つ言葉”なので、『虫コナーズ』→『虫が来ない』→『防虫剤』と消費者が勝手に連想してくれます。そのため、商品名が脳内定着するまでのコストが、イチから消費者に認知してもらう場合と比べて、極めて少なく済むのです」

効果は“連想”だけにとどまらず、実際に売り上げに貢献することも。

「レナウンは当初『フレッシュライフ』という商品名で発売していた抗菌靴下を『通勤快足』というダジャレネームに変更。それだけで売り上げが10倍近く伸びました」

商品名をすぐに覚えてもらえるうえ売り上げにも直結するとは…。侮りがたし、ダジャレネーム! ただのおやじギャグじゃないってことですね。

「消費者が商品名を耳にするだけで、その商品のメリットなどをイメージできるように企業が緻密に設計しているのが、ダジャレネームなのです」

“下手なシャレはやめなシャレ”というが、売り上げに貢献するようなシャレはどんどん言うべき、ということか。
(萬石隼斗/ビルコム)


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