不運にも入社後に気付いてしまった人へ

就職先がブラック会社だったら?

2014.06.03 TUE


イラスト/藤田としお
ブラック企業に入ってしまった…? 入社後、不幸にもこんな思いを抱いてしまう人がいるかもしれない。でも新社会人には、自社がブラックかどうかの判断はしづらいだろう。ブラックに限りなく近い「グレー企業」だったら、なおのことだ。『ブラック企業に負けない』の著者・今野晴貴さん、いい判断材料はありませんか?

「長く働ける会社かを見極めることが大切です。判断軸は2つ。1つ目は、社員数に対して新卒正社員の採用数が多すぎないかどうか。最近、半年~1年かけて新入社員から優秀な人材だけを残す企業が増えています。社員数が1000人なのに、新人だけで200人採用するような会社もあるんですよ」

会社の急成長により新入社員を大量採用する場合もあるので決定打ではないが、注意したい点だと今野さん。もう1つの判断軸とは?

「先輩たちの働き方です。働きすぎで、多くが結婚など年齢に見合ったライフスタイルを築けていないなら要注意。残業時間だと、厚労省が“過労死ライン”とする『残業時間・月80時間以上』を目安にして」

なるほど。先輩の姿は、将来の自分の姿というわけですね。では、もしブラック企業に入ってしまったらどうすればいいのでしょう。会社の組合に相談するとか…?

「それは避けた方がいいですね。新入社員は、企業内での立場が弱い。残業代の未払いやパワハラ、セクハラなどの違法行為があっても、会社や企業別組合は立場の強い人を守ろうとすることがしばしばあります。日本労働弁護団や個人加盟の労働組合(ユニオン)など、企業と利害関係のない機関に相談して、対応するのがベストです」

また毎日、労働記録をつけることも自己防衛策になる。誰に命じられて何を何時間行ったか、書類を受け取るときは誰からどんな説明を受けたか…。記録から、企業の違法行為を証明できるケースは多いとのこと。備えあれば憂いなし、ですよ!
(有馬ゆえ/ノオト)

企業が「特に落ち度のない労働者」を解雇する場合、上記の4要件を満たす必要がある。1つでも満たしていなければ解雇権の濫用として無効に

※この記事は2012年02月に取材・掲載した記事です

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