もし今の仕事がなくなったら…失業中の命綱

失業保険をもらう前に知るべきこと

2014.06.12 THU


キャリアアップを目指した退職や会社の倒産など、理由はどうあれ、失業中というのは誰もが経済面に不安を抱えてしまうもの。そういった人が次の仕事に就くまで、サポートしてくれるのが失業保険(雇用保険の基本手当)だ。では、失業保険はどうすればもらえるのか。『失業生活バイブル』(翔泳社)の著者でポータルサイト「失業保険のもらいかた」の管理人、katsuさんに聞いてみた。

「まずは印鑑や住民票、離職票などの必要書類をそろえて、ハローワークで受給資格の認定を受けましょう。認定を受けたら7日間の待期期間が始まります」

失業中であることの確認がとられるのが、この待期期間。期間中にアルバイトなどをしてしまうと、失業中とみなされず失業認定がどんどん遅れていくので要注意!

「待期期間が終了してから1週間くらい経つと受給者初回説明会があるので、そこで給付金や給付金が振り込まれる日、給付日数などについて説明を受けます。R25世代だと給付日数は90か120日になると思うのですが、失業保険の有効期限は原則、離職後の1年間と決まっているので、退職したらすぐハローワークに行きましょう!」

ちなみに給付金の額は、基本手当日額(※1)×給付日数で、4週間に1回、基本手当日額×28日分の金額が振り込まれる(※2)

「説明会から1~2週間後が初回の給付日となり、指定口座に給付金が振り込まれます。ただし、これは倒産や解雇など会社都合で退職した人の場合。自己都合で退職した人には3カ月の給付制限があるので、失業認定から4カ月くらい経たないと失業保険を受けとれません」

自己都合退職した場合は、まさかの給付制限が…。自己都合で退職した人は必ず給付制限の対象になるんでしょうか?

「いいえ、必ずしもそういうわけではありません。病気や家族の看護、結婚や育児のために引っ越して通勤困難になった場合など、特定の理由があれば給付制限の対象外になることがあります。また、あまり知られてないことですが、職業訓練校に通っても給付制限対象外になります。訓練校に通っている間は、給付日数に関係なく給付金が支給されるなど、いろいろなメリットがあるんですよ」

失業保険を活用すれば、余裕をもって転職活動に励めそうだ。いますぐ転職を考えていない人も知っておいて、きっと損はないだろう。(名嘉山直哉/DECO)

※1
基本手当日額:離職直前の6カ月間の給与の合計を180で割った金額のおよそ50~80%(基本手当日額は年齢によって上限があります)

※2
初回の振り込みは、待期期間または給付制限期間明けの翌日から認定日前日までの給付日数分だけ振り込まれます

※この記事は2011年08月に取材・掲載した記事です

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