アスレチック、ビー玉運び、自動車作り…

企業のユニーク研修 その理由は?

2014.06.18 WED


忙しいR25世代にとっては、正直「参加めんどくさい」と思ってしまうこともある社員研修。でもなかには、遊び心たっぷりのユニークな研修を実施している会社もある。そのひとつが、バンダイ。屋外の施設で「バンダイ・アドベンチャー・プログラム」という研修をおこなっているそう。その内容とは…?

まず、部署の異なる10人程度のチームに分かれ、チーム同士で課題に取り組み、競い合う。勝敗が決まったら、チーム内で反省点を話し合う。…という大枠は普通の社員研修に近いけど、ポイントはその「課題」! 

●全員が指一本でフラフープを持ち、そのまま地面に下ろす。途中で一人でも指が離れたら、やり直し
●全員で細長い平均台に乗り、誰も地面に足をつけないで誕生月順に並び変わる
●一人1本ずつ竹筒を持ち、それを使ってビー玉を落とさずにゴールまで運ぶ
●一人ずつ、空中ブランコに挑戦。命綱はほかのメンバーが握ってサポートする
●タイヤと木とロープを使って車を作り、車から降りずに工夫してゴール地点まで車を動かす

まるで小学生の運動会のようだけど、地味に難しそう…(汗)。どれもチームワークが必要そうだけど、どうしてこんな内容を研修に?

「これらは外部の研修プログラム企画会社と相談して設定したもので、毎年1回、2泊3日で実施しており、もう10年目になります。この研修は、バンダイに入社したら必ず受ける研修で、時期は異なりますが、新卒社員だけでなく中途入社の社員も受けるものです。様々なアクティビティに挑戦し、『目標必達』『誰かではなく、自分で創る』『周りを巻き込み、触発し合う』など、バンダイが求める価値観を体感してもらうのが目的です。研修を通じ、仕事の現場で当事者意識を持つことの大切さや、メンバー全員が目標を共有することの重要性を参加者たちは感じると思います。あとは部署をまたぐ仕事が多いので、社内での人脈を築いてもらいたい、という目的もあります。チームワークが必要な課題が多いですし、夜は宴会でかなり盛り上がるので(笑)、結束力も高まり、人脈を築けます。研修後も交流が続くチームもあるようですよ」(バンダイナムコホールディングス・人事部・人事育成チーム・小野寺 仁さん)

アクティビティに夢中になるうちに、チームを引っ張るリーダータイプや、ロジカル思考でアイデアを思いつくタイプ、体を動かすことが得意なタイプなど、特徴が分かりやすく出てくるそう。その「素の姿」は仕事の仕方にも通じるため、人事部に自分の個性を把握してもらえる絶好のチャンスでもある。楽しいのに利点が多い研修、いや冒険! 体験してみたいな~。
(富永明子)

「むかで競争」のようだが、ここでは「かかとを上げてはならない」というルールが! 一気に難易度がアップ…

※この記事は2011年09月に取材・掲載した記事です

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