あなたはどの動物?

後輩の指導法を占う動物タイプ判別

2014.07.04 FRI


会社に入って数年が経ち、気づけば自分も後輩や部下を指導する立場に。そうなると悩ましいのが年若い彼らへの接し方。褒められないと気持ちよく仕事を進められない部下がいる半面、褒めてもまったく響く様子のない部下もいて、一筋縄にはいかない。 

いったいどうやって彼らの性格の違いを把握し、アプローチの方法を変えればいいのか? 『20代男子 戦力化マニュアル「ほめる・しかる」で部下を劇的に伸ばす!』など数々の著書を持つ人材育成のプロ、齋藤直美さんに後輩への接し方について伺ってみた。

「人は大きく分けて4つのタイプに分類できます。それぞれ効果的なアプローチの方法は異なりますので、まずはそれを押さえましょう。私が企業などで研修を行う際は、分かりやすくご理解いただくために各タイプを『ライオン』『サル』『ヒツジ』『カメ』にたとえて説明しています」

そこで4つのタイプの特徴と、それぞれのアプローチ方法を教えてもらった。

●「ライオン」タイプ
「行動的で決断力があり、仕事も速いタイプ。自分に自信があるため、ややワンマンなところもあります。反面、負けず嫌いなので厳しい指導にも耐えられるのがライオンです。多少厳しく叱っても反骨精神で食らいついてきます。ただ基本的には『自分に任せてほしい』と思っているので、途中のプロセスにアレコレと口を出したり、横やりを入れてしまうと反発されるおそれも。上司や先輩にとってはやや我慢が必要なタイプかもしれませんね。また、彼らは『目標達成』に重きを置く傾向があるので、褒める時も経過ではなく、目標を達成したタイミングで褒めてあげると効果的です」

●「サル」タイプ
「サルは明るく楽観的な職場のムードメーカー。彼らには『注目されたい』『周りに影響を与えたい』という欲求があります。ですから上司に無視されたり無関心な態度をとられたりするとモチベーションを下げてしまいます。とにかくコミュニケーションを密にとり、その中で『注目してるよ』というメッセージを投げてやるとやる気になってくれます。また、周囲の目も非常に気にするタイプなので、褒める時は人前、逆に叱る時は一対一が基本です。細かいことを言われるのは苦手なので、叱る時はあまりネチネチやらずスパっと言ってあげるのがいいでしょう」

●「ヒツジ」タイプ
「ヒツジは職場では目立ちませんが、非常にマジメな縁の下の力持ち。目標達成に向けてガツガツ動くというよりは、安定や調和を好む受け身タイプです。4タイプの中では地味な存在ですが、じつは最も『仕事を認めてほしい』と思っているのが彼らなんです。ライオンやサルに比べて目立たなくてもコツコツとやっている仕事に対し、きちんとねぎらいの言葉をかけてあげないと信頼関係が壊れてしまいます。褒められたいというより、労をねぎらってもらいたい欲求が強いんです。また、非常に空気を読むタイプでもあります。そのため叱られた時にたとえ納得していなくても、表面的には『ハイ』と素直に返事をすることが多いんです。本音が見えにくいタイプといえるかもしれません。ですから叱る時でも一方的に厳しく言うのではなく、なるべくソフトに相手の話を聞きながら諭してあげましょう。褒める時も叱る時も一対一が基本です」

●「カメ」タイプ
「論理的な分析が得意で、慎重に行動するのがこのタイプ。論理的に説明できない物事を嫌ったり、間違いたくないという欲求が非常に強いため、時間をかけて丁寧に仕事をする傾向があります。パッションで動くサルの間逆で、ロジカルに動くのがカメです。このタイプは褒める時も叱る時もとにかく『根拠』が大事。具体的に褒めないと彼らはピンと来ないですし、叱る時や指示を出す時も言い方が論理的でないと反発してしまいます。上司や後輩からすると扱いづらいマイペースなタイプに感じられるかもしれません」

ちなみに、それぞれのタイプを見分けるコツはあるのだろうか?

「芸能人にたとえるとイメージが湧きやすいと思います。例えばスマップでいえばライオンは木村拓哉さん。断定口調で要点をズバっと言う『結論ファースト』な傾向が見られます。腕組みや足組みをする仕草が多く、頼れる印象を与えるタイプですね。サルは香取信吾さん。話す際の身ぶり手ぶりが大きく、喜怒哀楽の感情表現が豊か。話すスピードも若干早口な傾向があります。ヒツジは草なぎ剛さんですね。話し方がソフトで、あいづちも上手です。積極的に自己主張をするというよりは人の話を聞くタイプです。そして、カメは稲垣五郎さん。口数はもっとも少なく、群れずに客観的に物事を見ている印象です。話をする時もあまり感情を表に出さず淡々と話す傾向があります」

齋藤さんによれば職場にはどのタイプも必要であり、それぞれがバランスよく混じり合い、互いをフォローしあうことで強いチームが生まれるという。各自が最大限の力を発揮できるように気を遣うのは先輩、上司の務めなのかもしれない。
(榎並紀行)

※この記事は2012年7月に取材・掲載した記事です

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