“ウソ”を通り越して“ネタ”で勝負(?)

思わず笑ってしまった迷惑メール

2014.08.26 TUE


万一、そのメールが“本物”だったとしたら、こんな顔をして返信を待っているであろうチンパンジーちゃんにも同情を禁じ得ませんね…
「ワタクシは●●財閥の末裔にあたる者ですが、余命が限られております。莫大な資産の相続者がいないので『幸福金』として受け取っていただきたい」

 ──というメールが先日、ウチのPC宛てに届いた。「幸福金」って何だ。もちろんこれは迷惑メールで、下にスクロールすると怪しげなサイトのURLが貼ってあるのだが、ストレートに「迷惑です!」とは言えない面白さがある。

 日本産業協会の調査によれば、迷惑メールの総件数は2002年に約18万件だったのが、2011年には約445万件。10年間で、じつに25倍もの“迷惑増”だ。とはいえ、先のメールがツボにはまってしまったため、今回は「思わず笑ってしまった迷惑メール」を友人知人・ネットなどを介して集めてみた(いずれも一部改稿)。

 まずは、先のメールと同様、“名家を騙る系”で「山本家13代目執事の北川さんからお嬢様の調教依頼が来ました」という“作品”。情報を寄せてくれた方は女性だったが、「面白すぎて、いまだに消去できません」とのこと。

 続いて、“金儲け系”では「父さんです。オヤジ狩りに遭ってお金がないので、ロト6を当てて下さい。オヤジ狩られ仲間の情報だと、このサイトがお勧めらしいです」。父を騙られるとなんとも哀愁が漂うのに加え、「オヤジ狩られ仲間」というフレーズが秀逸である。

“動物系”では「オオアリクイに主人を殺されてから5年経ちました」という冒頭から意表を突くものや、「私はメスのチンパンジーです。人間界ではブサメンで非モテなあなたでも、チンパンジー界ではイケメンです。あなたは、チンパンジー受けする顔です」という、もはや“ウソ”を通り越して“ネタ”で勝負(?)と思われる逸品もあった。

 また、最近は“連続モノ”がトレンドなのか、「女の子からの迷惑メールを無視し続けたら、権力者を名乗る父親から怒りのメールが来た」などという証言も。他にも、「寂しい」「会いたい」から始まって、そのうち「会いにきてくれないと死ぬ」「今から死にます」とエスカレートし、しばらくメールが来ないと思ったら、代理人を名乗る人物から「彼女がゾンビになったので責任取れ」という文面が届いたという報告も。
 
 最後に、僕が「思わず笑ってしまった」シンプルかつ秀逸な迷惑メールをご紹介。「鳥取県の権利を安価で譲ります」。鳥取県民には申し訳ないが、一体いくらで譲るつもりなのか、思わず返信しようかと思ってしまいました。
(石原たきび)

※この記事は2012年8月に取材・掲載した記事です

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