異業種&Iターンで新しい仕事を探す

TV局からホテルへ転職の結末は?

2014.08.29 FRI

https://www.youtube.com/watch?v=sxwsO8RbxR4

リクナビNEXTの特設サイトでは、齊藤さんのほかにも、転職によって新たな人生を踏み出した人たちのエピソードを見ることができる
もし、自分が転職をするなら? 少しだけ、リアルに想像してみて欲しい。今の仕事で得たスキルや人脈を生かす、地元に戻って仕事を探す、異業種で一から頑張る。1人として同じ人生がないように、転職の形も人によって様々だ。

リクナビNEXTで、ホテルスタッフへの転職を決めた齊藤修さん。新潟出身の彼が、新天地に選んだのは、縁もゆかりもない土地、宮城県南三陸町。俗にいうIターンだった。

「不安がなかったといえば、ウソになります。でも、面接で南三陸を訪れたとき、海の美しさに感動してしまって。一方には、緑豊かな山もある。自然が好きな自分にピッタリだなと思えました」

前職は、TV局のアナウンサー。夕方のニュースでキャスターも務めた。東日本大震災の報道にも携わった。

「スタジオにいることをもどかしく感じることもありました。自分には、なにもできないと」

新しく仕事を始めるにあたり、少しでも被災地の力になれれば。そんな思いも、Iターンの背中を押した理由のひとつだった。転職から2年弱、今は、ホテルのフロント業務を担当。接客の最前線だ。

「仕事を始める前は、アナウンサー時代の取材経験から、接客は上手くやれるんじゃないかと思っていましたが、とんでもなかった。お客様が何を求めているかを察して、先回りすることは本当に難しい。まだまだ、勉強中。先輩達に助けられています。ただ、披露宴や宴会の司会では重宝がられていると思います(笑)」

新しい仕事で得たことを尋ねると、「ありがとう、といわれる喜びです」と答えた齊藤さん。人と触れ合う魅力を知り、自分は“人”が好きなんだ、と気付かされたという。

「自分の新たな一面を見つけた気持ちでした。転職を考えた当初は、声の仕事以外は考えられなかった。でも、自分で自分の可能性を限定するのは馬鹿げています。視野を広げれば、色々なことが見えてくる。新しい出会いもある。転職をして、人生にムダなことはないんだなと実感しています」

南三陸町は、深い霧が立ち上ることでも知られている。そんな霧を体にまといながら山を散歩したり、趣味のバードウォッチングを楽しんだりと、都会での生活とは全く別の贅沢を楽しんでいる齊藤さん。仕事だけではなく、人生の充実もある。

「家路につくとき、満天の星空が広がる夜空に、天の川を見たんです。そのときに、ここで生きていくんだな、としみじみ思えました」

齊藤さんは、異業種、そしてIターンという転職を選んだ。決して、ハードルは低くなかったと思う。しかし、真摯に自分の人生と向き合ったからこそ、やり甲斐のある仕事、そして人生を手に入れられたのだろう。インタビューにあった、「自分で自分の可能性を限定するのは馬鹿げています。視野を広げれば、色々なことが見えてくる」という言葉が重く感じられる。転職は、自分の可能性と向き合うことなのだ。

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