線引きはいったいどこに!?

「出戻り転職」はアリかナシか?

2014.12.05 FRI


細井智彦さんに出戻り転職の多い職種を聞いたところ、「クリエイター」とのこと。独立はしたが、やはり難しいといった場合に以前の職場に戻ることがあるそうです
「やっぱり前の会社の方が良かったかも…」――淡い後悔を抱いてしまった瞬間、転職経験者なら覚えがある人も少なくないのではないでしょうか。そんな時に前の会社が求人していたりすると、「もう1回応募したらどうなんだろう?」と頭をよぎったり…。いったん辞めた会社に戻る“出戻り転職”ってアリなんでしょうか? 数々の転職を見てきたリクルートキャリアの細井智彦さんに聞きました。

「出戻り転職を制度として設けている会社はわずかでしょうが、(結果的に)そういう人も採用している会社はありますよ。ただ、かなり柔軟な社風の会社だと思います」

他の応募者に比べ“出戻り”であることが有利になったり不利になったりすることはあるのでしょうか?

「重視されるのはその会社に勤めていた際、どれくらい貢献していたかということ。得難い知識をもっているなど、会社として出戻りであっても採用するメリットがあれば、新規の中途採用よりも有利に働く可能性もあるでしょう。」

当然のことながら、誰でも彼でもOKというわけではないってことですね。

「その通りです。そして、実はもうひとつ大きなポイントがあります。それは円満に退職したかどうか。転職をする際、つい感情的になって嫌な形で辞めてしまうことがあります。ところが、辞めて少し経ってから、前の会社の良さに気付くのはよくあること。もちろん、最初から出戻るつもりで辞める人はいないでしょうが、どんな場合でもぜひ円満退職をしてください」

立つ鳥跡を濁さずというけど、それは転職においても同様なんですね。

「また以前と同じ雇用形態やポジションに戻れるとは限りません。以前は正社員だったのが再就職後は契約社員になるなど、まったく異なる部門に配属されたりすることもあります。ちなみに、出戻るまでのブランクは最大でも2年以内と思っておいた方がいいでしょう。それ以上だと、会社の事業領域やインフラが変わっている場合が多く、以前の知識が応用できません。ただ、昨今は、即戦力を求める傾向が強まっていますので、結果的に出戻り転職が増えていく可能性もあります」

「出戻り」といっても、以前と同じ処遇を受けられるとは限らない。むしろ、新しい環境に入るくらいの覚悟がないと“アリ”とはいえないようです。(岡本のぞみ/verb)

※この記事は2012年12月に取材・掲載した記事です

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