転職で給与アップするにはどうすれば…

転職の面接。上手な給与交渉法は?

2014.12.20 SAT


「今の給与を聞かれたとき、サバをよんだらバレますか?」と細井さんに聞いたところ、「源泉徴収の提出を求められることもあり、それが原因で採用を見合わせられることもあるので、やめましょう」とのこと
転職の際、悩ましいのが給与交渉。その会社に転職したら「いくらもらえるのか?」は気になるところだが、下手に尋ねて印象を損ねるのは避けたい。そこでリクルートキャリアのキャリアアドバイザー・細井智彦さんに聞いてみた。給与交渉ってどうしたらいいんでしょう?

「給与交渉はいわば“駆け引き”です。駆け引きの原則は、相手より不利な立場で交渉しないこと。一般論として、転職では、応募者より募集企業のほうが強い立場にあります。この段階での交渉は得策とはいえません。面接を経て、『ぜひウチに来てほしい』となった段階で、『条件面について、確認させてください』という流れがスマートです」

できれば前職より給与UPを狙いたいのですが、具体的にはどう交渉すればいいのでしょう?

「自ら『これだけの額が欲しい』と切り出すのは、避けた方がいいと思います。先方の期待値がそれだけ上がってしまいますから。転職後、ちゃんと仕事をしていても、“給料に見合った成果ではない”とみなされる恐れもあります。交渉のコツとしては、提示された額について『今はこの額でOKですが、入社後の評価によって給与はどれくらい上がりますか?』と、確認するようなアプローチ。そのほうが賢いやり方だと思います」

ちなみに、外資系などの場合は面接の段階で、給与面の話をしてから採用・不採用を決めることも多いのだとか。

「現在いくらもらっているか、またはいくら欲しいかを聞かれます。そこで応募者が提示した給与のグレードと、その応募者に期待できる“働き”が見合っているかどうかで採否が判断されます。また、外資では仕事のパフォーマンスに応じて給与が決まりますので、『これだけの業績を上げますから、これだけください』という交渉の仕方が一般的。自分の力量を客観視する必要がありますね」と細井さん。

一方、日本の大手企業の場合は給与交渉の余地が少ないケースもあるとか。

「職能に応じて給与体系が決められている企業が多いので、管理職の採用でもない限り、交渉の余地がないこともあります」

ひと口に「給与交渉」といっても、募集企業によって交渉の余地やスタンスはけっこう違うんですね。
(岡本のぞみ/verb)

※この記事は2012年12月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト