転職を考える前に知っておきたい…

「つぶしのきく」仕事ってあるの?

2015.01.08 THU

会社の倒産などで突然職を失う。そんなときにも、すぐに次の職場を探せる、または、別の職業にも転職しやすい「つぶしのきく職業」なんてあるのだろうか? もしあるなら、R25世代の今からでも、その職種に転職することは可能? リクルートエージェント、キャリアアドバイザーの菊竹ふみさんに伺った。

「例えば経理やコンサルティング、マーケティングなど、景気に影響を受けにくく、常に一定の求人がある職種は確かにありますが、これらは、深い知識と経験が問われるので、別の職種から転職することはハードルが高い。基本的に転職とは、自分のこれまでのキャリアを買ってもらうことなので、経験がないのに不景気だから不景気に強い職種に行こうという転職は難しいです」

また、これまでの不況と違い、リーマンショック以降は、どの業種・職種も求人が減りどんな仕事が不況に強いかは誰にもわからないという。では、私たちが職を失わないためにはどうすればいいのか。

「転職市場では、“キャリアの一貫性”が問われます。今の仕事がうまくいかないから別の仕事へと考えるのではなく、まずは今の仕事を着実にこなし、楽しさを見出して行ける人が強いんです。そこから、今までのキャリアを軸にして、それが活かせる別の職種へ広げて行くという転職は実現の可能性大。そのためには、日ごろから、今後自分はどうキャリアを築いていきたいかを考えることも大事です」

では、転職しようと思ったら、まず何から始めればいいでしょうか?

「転職=ゴールと捉えがちですが、まずは転職という手段を使って何を実現したいのかを考えてみてください。また、これまでの仕事で身に付いた強みは何か、また仕事においてどういうことを面白いと感じたかをじっくり振り返りましょう。そして、転職で何を叶えたいのかが明確になると、自分に合った転職先が見つかる可能性が高くなります」

つぶしがきく職業なんて誰にもわからないけど、地道に自分の経験を積み上げていくことで、不況に強い人間になれる、ということですね。
(相馬由子)

※この記事は2012年06月に取材・掲載した記事です

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