日本の就職事情は回復傾向ですが…

新卒は日本だけ 世界の就職事情

2015.01.27 TUE


平成20年3月の大卒者の就職内定率は69.2%で前年比から1.1%上昇、日本の就職事情は回復傾向にある模様。何十社も会社訪問する厳しさはあるものの、努力は報われるようになりつつあるみたいです。一方、海外はどうなのでしょう? 若年層の失業率が17%と高いEUの就職事情を聞いてみると…。

「ヨーロッパには日本のような新卒の概念はなく、就職への考え方が違いますね」と教えてくれたのは、世界の雇用・労働事情の調査機関を持つアデコの加納千夏子さん。

「これはEU諸国全体の傾向ですが、彼らの就職活動は大学での専攻を生かせる“職種”を選ぶというもの。入社後も同じ職種で勤務し続けるのが向こうの文化で、転職しても前職と同じ職種に就くのが基本です」

じゃあ、もし希望の職種に就けそうもない場合は就職浪人をするんですか?

「そもそもヨーロッパには新卒一括採用の概念がないので、就職浪人もありません。新卒がメリットにならないヨーロッパ、特にイタリア、ギリシア、フランスあたりでは、卒業後のスキルのない若者に対して就職が狭き門になっているので、イギリスなど、将来性を雇用の判断基準としている国に流れる傾向が強いですね」(加納さん)

日本とは違うな…。EU以外の地域はどうだろう? 生の声を聞きに、世界70カ国の学生が勉強する新宿日本語学校に伺ったところ、座談会を開いてもらえることに。早速、各国の学生さんにお話を伺いました。

「カザフスタンでは、大学が成績のいい学生を企業に推薦してくれるので、学生は勉強に打ち込むことで内定を引き寄せます」

「バングラデシュでは、大学卒業後もまずはアルバイトから。正社員になれるのは28歳くらいで、定年退職は45歳と早いです」

「香港の学生は大学卒業後、半年くらいの長期旅行に出かけます。なので入社時期はバラバラ。企業と相談して決めるんです」

世界各国様々ですね。それにしても香港いいな! これを企業に言える学生もスゴイけど。
(下元 陽/BLOCKBUSTER)

※この記事は2012年06月に取材・掲載した記事です

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