ビジネスアイテムも超軽量化の時代!?

カーボン素材ビジネス小物の魅力

2015.02.04 WED


iPhone4/4sプロテクター 8925円(左上)、靴べら 1万2390円(右上)、名刺入れ3万450円(左下)、バインダー2万2050円(右下)。商品問い合わせ:TEL03-3375-9157
比重は鉄の約5分の1で、強度は鉄の約5倍。その超軽量&強靱な特性から、宇宙開発やF1レース、航空…など、様々な分野で使用される炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics)。いわゆる“カーボン”の名で知られるこの素材を使ったビジネス小物をご存じだろうか。

カーボン製品の研究開発を行う「AMIREX(エミレックス)」は、2月下旬に国産カーボンを使用したオリジナルのステーショナリーシリーズを発売予定。ボールペン1万3650円、名刺入れ3万450円、バインダー2万2050円など、決して安いとは言えない価格ながら、すでに数多くの雑誌などで取り上げられる注目ぶりだ。

さて、このカーボン製品。なんとなく「炭素繊維で作られているんでしょ?」という程度のイメージしかなかったが、そもそもどんな素材なのだろう。

「カーボンとは、炭素繊維にエポキシ系などの樹脂を含浸させた材料を、硬化・成形したもので、炭素繊維の強度とプラスチックの軽量性を併せ持った複合素材です」とは「AMIREX」代表取締役の杉原行里さん。複合素材とは、2つ以上の素材を組み合わせることで、より優れた性能を実現した素材のこと。身近な例では砂利とセメントを混ぜて作るコンクリートもそのひとつだ。

ちなみにカーボンが高価な理由としては、その製造過程が非常に複雑なことが挙げられると同氏は言う。

「たとえば、炭素繊維を作るだけでもいくつもの熱処理工程があり、炭素繊維に樹脂を含浸させてシート状(プリプレグ)にする過程でも高度な技術が必要とされています。さらに『ドライカーボン』と呼ばれる高品質なカーボンを作るためには、このシートを何層にも積層し、特殊な大型圧力装置で高温・高圧・真空にて成形しなければいけません。これらの加工コストが、カーボン製品の価格に反映されているんです」。

また、航空機や高級自動車といったハイエンドな需要が多いことも、カーボンが高値である理由のひとつなのだとか。

さらに同氏いわく「軽量で強度が高く、サビや腐食にも強いといった素材の特性はもちろん、独特の質感や高級感もカーボンの魅力のひとつ」とのこと。実際に「AMIREX」のステーショナリーシリーズを触ってみると、まるで紙でできているかのような軽さにびっくり!さらに、炭素繊維の繊細な網目模様がなんとも男子ゴコロをくすぐる印象だ。しかもカーボン製の小物は「ビジネスシーンにおける“つかみ”としても活躍する」のだそう。

「F1やロードバイクなどのレース、釣り、ゴルフなど、数多くの趣味の領域でカーボンは高級素材として重宝されています。これらの趣味を持つ人にとって、カーボンはなじみ深い素材であると同時に、憧れの素材。見る人が見ればわかる高級素材だけに、ビジネスシーンにおける会話のきっかけづくりにも役立つのではないでしょうか」

う~ん、なるほど。バレンタインも直前に差し迫ったこの時期、彼女におねだりするなら、こんな超高級ビジネス小物もあり!?
(吉原 徹/サグレス)

※この記事は2012年2月に取材・掲載した記事です

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