なんだかんだ日本のサラリーマンは義理堅い!?

給料2割UPでも転職は迷う55%

2015.03.26 THU

世論調査


人手不足だったり保守的な職場の場合、転職する意向を上司に伝えづらいという人も… 画像提供/すなべしょう / Imasia(イメージア)
この4月から転職する人も多いだろう。収入UPを狙ったり、やりたい仕事を追い求めたりして、転職するのはよくある話だ。しかしその一方、「少しくらい給料が上がるからといって、世話になった会社を辞めるなんて義理が立たない」という人も少なくない。海外はいざしらず、日本は独特の「義理人情」を重視する社会でもある。そこで、30代の会社員200人を対象に、「給料の良い他社から誘われ、2割程度給料がUPするとしたら、たとえ世話になった勤務先に引きとめられたとしても、転職することにためらいはないか?」という質問をぶつけてみた(調査協力/アイ・リサーチ)。

〈給料の良い他社から誘われたら、勤務先に引きとめられたとしても、転職する?〉
・転職をためらう 54.5%
・転職をためらわない 45.5%

自分が転職する当事者となった場合は、「転職先で2割給料がUPする」という条件を付けても、僅差ながら引き止められたら転職をためらうとした人が半数を超える結果となった。それぞれの選択肢を選んだ理由は以下の通り。

●転職をためらう派
・今勤務している会社に恩があるから(30歳)
・お金だけで判断できない事もある(38歳)
・一応世話にはなったから。ただし、給料等のアップがこの先見込めない状態であればためらわない(33歳)
・勤務先に引き止められたのを振り切ると、そのあと退職するまで気不味くなりそうで怖いから(32歳)
・任されている仕事があり、責任があるから。転職するとしても引き継ぎが必要だから(35歳)
・2割程度の給与アップなら現在の会社でも上がる可能性があるから(39歳)
・給料と職場環境を天秤にかけると思う。給料が2割程度増だったらためらうと思う(31歳)
・頼んで入れてもらった会社でしかも世話になって、さらに必要とされて引き留められてんのに転職する必要がない、転職しても勝手が違うし人間関係も1からやし、中途半端に年下にも敬語使わなあかん空気などなにからなにまで受け入れ難いし、たかが2割増しでそんなリスクは踏みたくない(36歳)

●転職をためらわない派
・重要なのはお金とやりがいであり、世話になったかではないと考えたため(32歳)
・資本主義の社会において、収入は絶対の評価基準だと思うから(39歳)
・2割程度もアップするのにためらう理由はない(37歳)
・一度きりの人生だから(35歳)
・現在所属している会社に特に帰属意識はないから(31歳)
・辞める際には確固たる理由があるので(33歳)
・今の年齢になっては、給与を増やせる手立てに躊躇をしていられないから(34歳)
・今の会社に未練がない(32歳)

「ためらう派」からは、育ててくれた職場への恩義や、高い給料より働きなれた職場環境を重視する声が目立つ。一方、「ためらわない派」からは、やはり給料が大事という意見や、そもそも会社への帰属意識が低いといったコメントが寄せられた。

ともあれ、「ためらう派」が過半数を占めたところを見ると、やはり「収入UP」を求めて転職する人は印象が悪いのかも…ということで、こちらも調査したところ、意外にも異なる結果が得られた。

〈より良い報酬を求めて転職を繰り返す人をどう思う?〉
・どちらかというとネガティブに感じる 28.0%
・特にネガティブには感じない 72.0%

仮に、収入UPを求めて転職をする人がいたとしても、大多数は否定的に感じないようだ。ただ、我が事となると職場の人の顔が目に浮かぶ…。そんな“矛盾”する感情こそ、ジャパニーズビジネスマンの義理堅さの表れといえるかも。さて、あなたなら、どっち派?

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