20~30代社会人200人が職場のブラック度を診断

8社に1社「ほぼブラック企業」?

2015.05.31 SUN

世論調査


「勤務先がブラック企業だと感じるところ」の調査には「昇給と退職金が無い」(34歳)、「有休が積極的に使えない」(27歳)というコメントが寄せられた 写真/PIXTA
社員に長時間労働を強いたり、パワハラ・セクハラが横行したりする「ブラック企業」。5月18日からは、長時間労働によって行政指導を受けた企業名が公表されることになった。長時間労働は、「若者の使い捨て」や「従業員の健康被害」、「少子化への影響」など、様々な影響があるといわれている。だが実際のところ、「真っ黒」ではなくともブラックな面のある「グレー企業」にお勤めのビジネスマンも多いはず。そこで20~30代の社会人男性200人に、「勤務先の実態=ブラック企業度」についてアンケート調査してみた(協力/アイ・リサーチ)。

〈勤務先のブラック企業度は何点?〉
0点 …41人(20.5%)
1~25点 …50人(25.0%)
26~50点 …53人(26.5%)
51~75点 …31人(15.5%)
76~99点 …18人(9.0%)
100点 …7人(3.5%)

→平均38.7点

※ブラック企業度、点数の目安(サービス残業、過重労働、厳しすぎるノルマ、名ばかり管理職、パワハラなどが横行し、利益のためには法令違反もまかり通ってしまうことがどの程度あるか?)
0点 上記のような問題はまったくない
25点 部署や職種、時期によっては上記のような問題が一部ないわけではない
50点 上記のような問題が色々と生じているが、改善すべき点と考えられている
75点 上記のような問題が多々起きているが、あまり問題視されていない
100点 上記の問題すべてに当てはまる上、それが当然とされている

後ろ暗さのまったくない「100%ホワイト企業」にお勤めの人はたったの2割。見方を変えれば、「ホワイト企業は“5社のうち1社だけ”」とも言えそうだ。一方、51点以上を「グレー」と考えれば、「4社に1社はグレー企業」。さらに「76~99点」の「限りなく黒に近いグレー企業」が1割近くに及び、「100%ブラック企業」と合わせれば「8社に1社は(ほぼ)ブラック企業」とも考えられる。表向きは「ホワイト」を装っていても、従業員からすれば「ブラック」に近い企業がこんなにあるわけだ。もっとも、「実態はそんなものでしょ」と思うビジネスマンも多いかもしれないが…。

では、彼らは勤務先のどんな点を「ブラック」だと感じているのか?

〈勤務先がブラック企業だと感じるところは?〉
(※上の調査で「0点」と回答した41人を除く159人に調査。複数回答)
1位 サービス残業 54.7%
2位 過重労働(長時間労働) 42.8%
3位 名ばかり管理職 28.3%
4位 パワハラ 22.6%
5位 厳しすぎるノルマ 18.9%
6位 商品・サービスに虚偽がある 7.5%
7位 不当解雇 6.3%
8位 会社のお金の使い込む人がいる 5.7%
9位 私的にリベートなどを受け取っている人がいる  4.4%
10位 暴力行為 3.8%

1位に挙げられたのは「サービス残業」。閣議決定された「残業代ゼロ法案」が成立すれば、「サービス残業」という概念自体がなくなり、常態化する恐れも指摘されている。職場がこれ以上ブラックになるリスクは勘弁してほしいのだけど…。

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