期待する、先入観を捨てる、向き合う

叱り上手な上司になる3つのルール

2015.06.02 TUE


Taka / PIXTA(pixta.jp)
入社から3年程度経っているならば、そろそろ後輩や部下の1人や2人いるかもしれない。いざ上司になってみて、叱ることのむずかしさを肌で感じた、という人も少なくないのではないだろうか。

法人・個人向けの教育コンサルティングを行うミュゼが調査した「職場内コミュニケーションアンケート2011」(調査対象:ビジネスパーソン182名、男性97名、女性85名)によると、61.7%の部下は「自分の上司は叱り下手」と回答し、70.3が「“叱られたくない”上司から叱られた経験アリ」と回答している。

では、上司はどう考えているのかというと、やはり、75.9%の上司が「叱って失敗した経験がある」と回答し、実に79.5%の上司が「自分は叱り下手」だと自認しているらしい。上手に叱れずやきもきする上司と、それにより、嫌な思いをする部下という構図がありそう…。

こうした上司と部下の人間関係について、心理学の世界では知っておくと役立ちそうな法則がいくつかある。代表的なものを3つほどご紹介しよう。

●「ピグマリオン効果」
人は期待された方向に成果を出す傾向があるという、教育心理学における知見のひとつ。ダメな部下や同僚も見放したりせず、良い結果を期待すれば望ましい方向に伸びるというもの。一方、悪い印象を持って接していると、相手は本当に悪い人になってしまうという「ゴーレム効果」という法則も存在するので要注意。

●「ハロー効果の法則」
別名「確証バイアス」といい、人の他人に対する評価はその第一印象に引きずられるというもの。最初にある印象を持ってしまうと、知らないうちにその印象に合致するように情報を取捨選択してしまう傾向がある。

●「メラビアンの法則」
言葉の意味と、話し手の表情や口調が矛盾した場合、人は表情など非言語情報をより重視するという法則。実験を行ったところ、言語情報から7%、聴覚情報から38%、視覚情報から55%という結果になった。正確に意思伝達を行うためには、非言語コミュニケーションも大事であるというもの。

上記を見ると、ちょっとした日常のやり取りを見つめ直しただけで、お互いの関係が良好になることもあるかもしれない。こうした「ビジネスに役立つ心理学の法則」は他にもいろいろあるので、職場の人間関係に悩んでいる人は一度心理学のテキストをひも解いてみるといいだろう。

※この記事は2012年4月に取材・掲載した記事です

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト