三つ子の魂百まで? 

優柔不断の直し方はあるのか?

2015.06.07 SUN


どの仕事から取りかかるべきかで悩む…あるいは、お昼にカツ丼と親子丼のどちらを注文するかで悩む…などなど、日常において「なかなか選べずに苦しむ」というシーンはよくある。テキパキ選択していく人を見ると、優柔不断な性格を直したいと思うこともあるのだけど、果たして直せるものなのだろうか。全国で心理相談やワークショップを行うカウンセリングサービス所属のカウンセラー河合一孝さんに、優柔不断を直す術はあるのか伺った!

まず、優柔不断な性格になってしまう原因や、なりやすい人の特徴はあるのだろうか?

「基本的には、責任感の強い人や完璧主義の人が優柔不断になりやすいですね。選んだ結果どうなるかを何度もシミュレーションし、どちらが正しいかをかなり細かく考えてしまうんです。また、それまでの人生で自分の選択により失敗してしまった、もしくは誰かを傷つけてしまったという経験が、知らず知らずのうちにその人を優柔不断にさせているケースもありますね」(河合さん)

もちろんすべてに当てはまるわけではないが、優柔不断な性格は先天的なものだけでなく、過去の経験の影響を受けている場合も多いようだ。
では、一度身に付いた優柔不断な性格を直すことはできるのだろうか?

「優柔不断を直すには考え方を変えることです。『迷っている』ということは、言い換えれば『どちらも大差ない』ということ。つまり、どちらを選んでも同じようなリスクを負うのですから、選択にあまり価値を置かないように考えることが大切ですね」(同)

確かにどちらが良いかハッキリしていれば迷うことはない。迷っているということはどちらの選択肢も変わらないということ。とはいえ、時には1つのチョイスで明らかな失敗をしてしまうこともあるわけで…それを考えるとやっぱり怖い。

「長時間迷うよりは無理やりにでも早めに決めて、その分、失敗したときの対処法を練る時間として使ってみてはどうでしょうか。あるいは、もう1つの選択肢の良い部分を取り入れる方法を考える時間にしてもいいかもしれません。一か八かの選択に時間を使うよりは、ずっと建設的で有効なのではないでしょうか」(同)

なるほど、カツ丼と親子丼のどちらがおいしいかは食べてみないとわからないのだから、それなら早めに選んでセットで頼めるメニューがないか探したり、口直しのデザートを選んだりと、保険を考えておく方が有効ということか。

「様々な選択肢に直面した際、そのたびに『何分で決める』と自分で制限を設けるのも良いでしょう。人によっては時間をかけて悩むことがクセになっている場合もあるので、このようなトレーニングを日々続けることで決断力がつく可能性もあります」(同)

つい優柔不断な自分にイライラしてしまうときもあるけれど、そんな性格を変えられる可能性はゼロではない。とりあえず今日からは、選択の場面では制限時間を設けるよう心がけてみようか。
(河合力)

※この記事は2011年12月に取材・掲載した記事です

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