政治家、医者、料理人…まだまだ男性が多い!?

女性が増えてほしい職業TOP10

2015.06.05 FRI

世論調査


多くの職種で、性別による差異なく働ける環境が理想だけど… 画像提供:msv/PIXTA(ピクスタ)
「2020年までに、指導的地位に女性が占める割合を少なくとも3割に」――政府が旗振り役となって取り組むこの目標。現状では、企業の課長職以上の割合が6.6%、国会議員が約8%、医師が約20%など、道のりは遠い。女性就業率は4割を超えているものの、上記のような職種・ポジションでは「男性が大多数」の状況が続く。これは男性としても好ましい状況ではない。そこで20~30代の男性社会人200人に、「もっと女性が増えてほしい職業」について、アンケート調査を行った。(協力/アイ・リサーチ)

〈もっと女性が増えてほしい職業TOP10〉
(※1~3位まで回答。1位は3pt、2位は2pt、3位は1ptとして集計)
1位 政治家 141pt
2位 医者 137 pt
3位 企業の管理職 116 pt
4位 料理人 99 pt
5位 キャリア官僚 96 pt
6位 エンジニア 95 pt
7位 科学者/研究者 92 pt
8位 警察官 84 pt
9位 タクシーなどのドライバー 63 pt
10位 教師 55 pt

※番外
11位 裁判官 48 pt
12位 自衛官 47 pt
13位 弁護士 42 pt
14位 バーテンダー 42 pt

「医師」と僅差ながら、1位に【政治家】が選ばれたのは、「男の論理」で議論が進みがちな状況に、男性自身も不安・不満を感じているせいかもしれない。5位の【キャリア官僚】とあわせ、もう少し国のかじ取りに女性の声を反映すべきという意思の表れだろう。
以下、それぞれに寄せられたコメントを紹介しよう。

【1位 政治家】
「ODCD加盟国の中では低水準だから」(34歳)
「今の政治の視点(政策)は女性の目に欠ける」(29歳)
「男性が圧倒的に多いので女性を増やせばイメージアップになると思う」(31歳)
「女性が政治に関わらないと、少子化問題や待機児童の問題の解決に向けて進まないから」(31歳)
「女性の視点は絶対に必要。今は人数が少ないので失敗が目立ってしまうし男社会がそれを騒ぎ立てるが、負けずに頑張って欲しい」(39歳)
「社会がまだまだ男性優位だから」(26歳)
「男社会が招いた弊害が今だから」(28歳)

【2位 医者】
「相談しやすいから」(36歳)
「女性目線で男性では気が付かない点も気づいてくれそう(病気とかの)」(38歳)
「女の医者も格好良いと思ったから」(23歳)
「どの業界でも共通だが、不正な接待等が女性の場合は行われないと思うので」(29歳)
「女性は体のことは女医に診てもらいたいだろうと思うから」(33歳)
「男性は男性、女性は女性にしか分からない悩みもあるため」(29歳)

【3位 企業の管理職】
「能力のある人がいそうだから」(39歳)
「今は男女の差はほとんどないと思うから」(31歳)
「女性独自のセンスや、価値観が、現在の会社には欠かせない部分だと思うから。女性ならではの包容力や柔軟な考え方は管理する職務自体に向いていると思う」(31歳)
「女性のほうが細かいところまで目が行き届き、社内の循環がよくなりそう」(35歳)
「他の国と比べても極端に少ないイメージ」(39歳)
「優秀な人材は男女関係なく多くいるのに、どこの企業も圧倒的に女性管理職が少ない。もっと管理職の才能がある女性をしっかり数増やした方が企業の業績も上がると思う」(26歳)

【4位 料理人】
「寿司屋で寿司を握っている女性を見たことがないので」(28歳)
「料理に男女差はないから」(34歳)
「女性の繊細な指先や感性で、新しく斬新な料理を提供し欲しいから」(23歳)
「なんとなく女性の方が料理になれていそうだと思ったから(28歳)
「おっさんが作ったものできれば食いたくない」(22歳)

【5位 キャリア官僚】
「臨機応変に対処できそうだから」(37歳)
「女性がいた方がうまくまわりそう」(31歳)
「能力がある人がなったほうが国のためになるから」(38歳)
「政策立案や施行の観点からもっと女性の視点があったほうがよいと思うので」(38歳)
「男の世界なので、海外を見習ったりして もっと女性も政治に参加した方が良い」(26歳)

全体的に「女性ならではの視点が必要」「細やかな気配りができそう」「仕事内容に男女差はない」との意見が多数。6位以下の職業に寄せられた意見を紹介すると、【6位 エンジニア】→「男だらけで暑苦しくギスギスしている職場が多いので」(31歳)、【8位 警察官】→「性に対する犯罪が増えている」(27歳)、「女性の被害者などが安心感を抱くことができそうだから」(29歳)といった声が目に付いた。

最近では、職場で妊娠・出産を経験した女性に対する嫌がらせ「マタニティハラスメント」という言葉もよく聞くが、男性に限らず、女性が加害者となっているケースも多いそう。様々な業界への女性の進出を進めるとともに、女性が働きやすい職場環境は男女問わず、みんなで考えていく必要がありそうだ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト