英語が昇進条件になったら「昇進を断念」か「転職」が4割

仕事で英語「今後も必要なし」6割

2015.06.23 TUE

世論調査


実際の現場では、いまだ「グローバル化」の波は実感できない様子… 画像提供:M・O/PIXTA(ピクスタ)
今や外資系企業でなくても、採用や昇進の条件として英語力を求める企業が増えている。一方で、「実際に英語を必要とする人は一握り」ともいわれる。はたして今後、英語力はどこまで必要になっていくのだろうか? ビジネスパーソンの危機感を探るべく、「現在、英語ができない」20~30代の社会人200人(男女各100人)にアンケート調査を実施した。(協力/アイ・リサーチ)

〈この先、仕事で英語力は必要になると思う?〉
・必要 38.5%
・必要にはならない 61.5%

意外にも、6割以上が「今後も(自分の仕事で)英語は必要にならないと思う」と回答。「グローバル化」が叫ばれているが、実際にはさほど影響や危機感はないのだろうか? それぞれの「理由」はご覧の通り。

●仕事で英語は「必要にならない」派の声
「言うほどの国外取引は無い」(34歳、男性)
「ごく稀に必要な場面はあるかもしれないが、そこまで切実ではない」(39歳、男性)
「国内向けの事業なので」(34歳、男性)
「英語圏に取引先が無い」(35歳、女性)
「現在の仕事で英語を使ったことはないため」(38歳、女性)
「お客さんはほとんど日本人だから」(30歳、男性)
「職場に日本人しかいない」(36歳、男性)
「海外に行く予定も海外の人と会う機会がないから」(31歳、女性)

●仕事で英語は「必要」派の声
「グローバル化しているから」(39歳、男性)
「海外展開を図っているから」(39歳、男性)
「海外に支社があるので」(36歳、男性)
「外国人相手の仕事が増えそうだから」(38歳、女性)
「英文を理解する時間が短縮できる」(38歳、男性)
「今後はどんな場面でも必要になると思う」(38歳、女性)
「将来、独立・起業した際、主にインターネット等で外国の取引先と取引する可能性もあるから」(36歳、男性)
「オリンピックもあるし…」(23歳、女性)

「必要にならない」派には、今のところ英語が必要とされていないから、という意見が多かった。一方、「必要」派には、会社が海外展開を拡大しており、将来的に英語力が求められそう、と先々を見据えたコメントが目立つ。はたしてこのヨミが正しいかどうかは神のみぞ知る…といったところだが、たとえ「必要にならない」と思っていても、どうしても必要になってしまう可能性があることも否定できない。たとえば、もし勤務先が「昇進条件」として一定の英語力を求めてきたら、どうするだろうか?

〈勤務先の「昇進条件」に、一定の英語力が課せられたら?〉
・昇進をあきらめる(会社はやめない) 24.0%
・頑張って勉強する 60.5%
・転職先を探す 15.5%

6割が「頑張って勉強する」と答えたものの、「勉強したくない」(=「昇進をあきらめる」「転職先を探す」)人が4割に及ぶ点も見逃せない。皆さんなら、どうするだろうか?

いずれにせよ、2020年の東京オリンピックに向けて、さまざまな企業が訪日外国人を視野に入れたビジネスを模索するはず。「必要に迫られる」その時は、意外と早くやってきてしまう…かも? 英語ができない身としては、なんとか逃げ切りたいところだが…。

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