マナーも変化する?若手ビジネスマン200人に調査した

不要だと思うビジネスマナー1位は

2015.08.05 WED

世論調査


「エレベーターのボタンはお客様に押させない(自分で押す)」というマナーもあるが、意外と間に合わなくてもできないことも…。あなたは“お見送り”ちゃんとしてますか? 写真/PIXTA
社会人の基本ともいうべきビジネスマナー。相手に敬意を払い、円滑に仕事をすすめるうえで重要なのはわかるけど、なかには「堅苦しいな…」とか「そこまでしなくてもいいのに…」と思ってしまうものも。そこで、20~30代社会人男性200人に、「そんなに堅苦しく振る舞わなくてもいいのでは? と思うビジネスマナー」についてアンケート調査してみた(協力/アイ・リサーチ)。

〈堅苦しすぎると思うビジネスマナーTOP10〉
(全12項目のなかから上位3位まで選択。1位3pt、2位2pt、3位1ptとして集計)

1位 客を見送るときはエレベーターが閉まるまでお辞儀をする 220pt
2位 名刺交換の際、自分の名刺を相手より下に出す 203pt
3位 訪問先で出されたお茶は相手が飲むまで口を付けない 148pt
4位 名刺交換した後は、机の上に相手の名刺を出しておく 134pt
5位 部屋に入るときのノックは3回 113pt
6位 エレベーターに乗る順番 98pt
7位 ビジネス文書の「頭語・結語」(「拝啓・敬具」「前略・草々」など) 71pt
8位 訪問先の会社に入る前にコートや上着を脱ぐ 55pt
8位 会議室などでの「上座・下座」の区別 55pt
10位 訪問先では「どうぞ」と言われてから着席する 46pt

※番外
11位 名刺交換は偉い人から順にする 35pt

いずれも、実践している人が多そうなビジネスマナーばかり。「そんなに堅苦しくしなくても…」と思われている理由は何か? 若手ビジネスマンの意見は以下の通りだ。

●1位 客を見送るときはエレベーターが閉まるまでお辞儀をする 220pt
「こっち(編註:見送られる側)も大変なので」(32歳)
「早く乗って早く降りることが優先されるべきだと思うから」(28歳)
「そこまでする必要はない」(37歳)
「相手先の見送りを実際に見て『そこまでしなくてもいいのに』と思った」(35歳)
「申し訳なく感じてしまう」(30歳)

●2位 名刺交換の際、自分の名刺を相手より下に出す 203pt
「お互いに気にするとどんどん下に下がっていくことになるからこういうルールはやめてほしい」(39歳)
「互いに下に出そうとしたら滑稽なことになる。同じ高さで良いのではないか」(36歳)
「下へ下への競争になる」(27歳)
「身長の差などがあるから」(38歳)
「へりくだった感じでわざとらしい」(35歳)
「名刺の位置ではなく挨拶や顔が重要だから」(30歳)

●3位 訪問先で出されたお茶は相手が飲むまで口を付けない 148pt
「喉が渇いた時は先に飲みたい!」(36歳)
「飲みたければ飲めばいいと思う」(27歳)
「出されているんだから飲むものだと思う」(32歳)
「遠慮し合っていたらいつまでたっても飲めない」(30歳)
「せっかく出していただいたのだから進んで飲んだ方がいい」(30歳)

●4位 名刺交換した後は、机の上に相手の名刺を出しておく 134pt
「(編註:相手の名前などを)覚えてたら必要ないと思いました」(30歳)
「アホみたい」(38歳)
「不必要」(38歳)
「ただただ面倒くさい」(34歳)

●5位 部屋に入るときのノックは3回 113pt
「2回ではだめなのか」(23歳)
「ノック3回は叩きすぎだと思う」(27歳)
「2回でもノックしていることはわかるから」(32歳)
「2回でちょうどいいと感じるし、相手も回数は気にしていないと思う」(26歳)
「実際、気にしていないと思う」(35歳)
「海外と日本とで、ノックの回数が違う」(28歳)

ほか、7位「ビジネス文書の『頭語・結語』」には「使おうとしてもちゃんとした使い方が分からず、使うことであえて失礼なことになってしまう恐れがあるから」(30歳)、「堅い」(28歳)などの声が寄せられた。

「やめてほしい」などの意見が多いなか、「海外では…」という視点は確かに一理ある。ビジネスのグローバル化がすすむにつれて、様々なバックグラウンドの人と仕事をする機会が増える。いわば“ローカルルール”である「ビジネスマナー」の位置づけも徐々に変化していくのだろうか…。
(梵 将大)

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