モチベーションどう上げる? 個性派社長のお悩み相談室

Wantedly仲暁子 ティッシュ配りで学んだ仕事を楽しむ方法

2015.12.07 MON

給料?やりがい? 30男キャリア相談所 > 個性派社長のお悩み相談室


仲 暁子(なか・あきこ) ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEO。1984年生まれ、31歳。新卒でゴールドマン・サックス証券に入社し、Facebook Japanを経て2010年に現社を設立
若手社員ならではの悩みを個性派経営者にぶつけ、意見を授かる連載。ビジネスの最前線を走るリーダーの金言には、明日への扉を開くヒントがあるかもしれない。

お話を伺うのは、ウォンテッドリー代表取締役CEOの仲暁子さん。月間ユーザー数70万人のビジネスSNS「Wantedly(ウォンテッドリー)」を率いる起業家だ。

今回の相談は「仕事のモチベーションの上げ方」について。「シゴトでココロオドル人をふやす」を企業理念に掲げる仲さんに、自身の経験をふまえ、サラリーマンが熱量高く仕事にコミットするための極意を聞いた。


●がむしゃらに働くのが当たり前だったゴールドマン・サックス時代
仲さん自身、起業前は会社員を経験している。新卒で入ったゴールドマン・サックス証券時代は、「意識の高い」社員だったのだろうか?

「ゴールドマンの場合は基本的に全員が『モーレツ社員』(笑)なので、生半可な意識ではついていけなかったです。だから自然と自分もがむしゃらに仕事するのがふつうになり、結果、入社して早い時期からお客さんを任せてもらえたりもしました。ただ、リーマンショック以降は周囲の優秀な人たちがどんどん辞めていったこともあり、自分自身もデモチ(=意欲を失う)してしまったところはありますね」

ただ、デモチしていた時期でも「仕事に夢中になれる瞬間」はあったという。どんなときにそのギアが入るのだろうか?
「“適材適所”かどうかだと思うんですよ。全ての仕事を楽しくこなせる人っていませんよね。私の場合は『ゼロから1を生み出す』みたいな仕事はすごく好きで、のめりこみやすいんでしょうね。だから、その適材適所がマッチして、面白い仕事、たとえばアイデアの発案や意思決定に関わるような仕事ができているときにはプラスアルファのパフォーマンスを出せていたような気がします」


●ティッシュ配りバイトでも「仕事がツラく感じなくなる方法」とは?

学生時代のアルバイトにはじまり、多種多様な仕事を経験してきた仲さん。そのなかで、仮に“意に沿わない仕事にアサインされても前向きに取り組む術”を身に付けてきたという。

「最初からモチベーションがある人ってあまりいない。どんな仕事も、やっているうちにモチベーションが湧いてくるものだってわかってきました。たとえば、『ティッシュ配りをひたすらやれ』っていきなり言われたら、けっこうつらい仕事だと思います。けど、それも考え方次第。私も学生時代に、1日だけティッシュ配りのバイトをやったことがあるんですけど、そのときはホントにつらかった。いまふりかえると、当時はその仕事のコンテクスト(=文脈、背景)がわかってなかったというか、『ティッシュを配る』っていう切り取られた部分だけしか見えていなかったからつらかったと思うんです。だから、ティッシュを配ることの背景みたいなもの、たとえば『お店の集客を何%増やすために、ティッシュを最低でも○枚配らないといけない、だからこの仕事は重要なんだ!』みたいな意味づけができていれば、前向きになれるはず。ありきたりな言葉でいうと、いかに『自分ごと化』できるかみたいなことだと思うんですよね」

――「会社から与えられた仕事が自分に合っていない」と感じている若手ビジネスマンは多いはずです。仕事の背景を理解したうえでの「自分ごと化」で解決できるでしょうか。

「そもそも会社が、その人のパフォーマンスが出るような仕事にアサインすることが大事なんですけど…。ただ、最初からぶーたれて『この仕事面白くない』とか『この部署は嫌です』みたいな人って、単に仕事ができない人っていうパターンが多いですね。なんかもう、常に隣の芝が青く見えちゃうみたいな。それだと、どこに行っても評価はされない。一度仕事の背景を考えてみるべきでしょうね」

(榎並紀行/やじろべえ)

■個性派社長のお悩み相談室 第6回

  • 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のファンである仲氏。ウォンテッドリーの会議室にはそれぞれ『ジョジョ』にちなんだ名前が付けられている。この日取材が行われたのは「GOLD EXPERIENCE」ッ!

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