花形部署の下っ端とどっち選ぶ? 究極の「鶏口牛後」

「地味な部署のリーダー希望」7割

2015.12.09 WED

世論調査


ちなみに英語圏でも「ローマの2位より村の1位になるほうがいい」という言い回しがあるよう 写真/PIXTA
「鶏口となるも、牛後となるなかれ」という言葉がある。「牛のおしり=大きな組織の末端」ではなく、「鶏の口=小さな組織の長」になるべきだ、という故事成語だ。ふだん使わないような古めかしい言葉だけど、僕ら若手ビジネスマンの日常を思い出してみても、「確かに」と思い当たるシーンがいろいろある…。そこで様々な「鶏口牛後」について、アンケート調査を行った(協力/アイリサーチ)。

〈「スポーツ選手」になるなら、どっちがいい?〉
・米・メジャーリーグ人気球団の控え選手(試合にはあまり出られない) 11.5%
・日本プロ野球の地方球団の看板選手(ほぼ全試合出場) 88.5%

スポーツ界でも“世界で活躍すること”がもてはやされる時代。今年もカープの前田健太がメジャー挑戦を表明するなど、優秀な選手の多くが海外を目指すが、日本ではスターだった選手がメジャーでは控えに甘んじるということも多い…。厳しい例を多く目にしているからなのか、若手ビジネスマンたちの間では「日本の地方球団で、主力として活躍する」ことを支持する声が多かった。

ではもっと身近な、ビジネスシーンを想定した質問ではどうなるか?

〈「会社でのポジション」、どっちがいい?〉
(収入は同じと想定)
・「注目を集める花形部署で、下っ端として雑用をする」 29.5%
・「目立たない窓際部署で、リーダーとして部下を率いる」 70.5%

こちらも、上の質問と同じく「鶏口」を支持する人が多い! 若手ビジネスンマンたちの意見をまとめてみた。

●「注目を集める花形部署で、下っ端として雑用をする」派の意見
「コツコツ仕事を頑張って出世を狙いたいから」(28歳)
「自分の存在感を示したいから」(26歳)
「やっぱ見栄を張ります」(27歳)
「リーダーは絶対いや」(25歳)
「リーダーにはなりたくないから」(36歳)
「リーダーになりたいと思わない」(39歳)
「会社に貢献している充足感が得られるのは花形部署のほうだと思うから」(39歳)

●「目立たない窓際部署で、リーダーとして部下を率いる」派の意見
「隠れた実力者」(26歳)
「結果として花形部署のリーダーとして引っ張り上げてもらえそう」(27歳)
「リーダーをしていれば見てる人は見てるので引っ張りあげてくれるので」(31歳)
「自分が采配を振るうことができることが最重要なので」(29歳)
「注目は集めなくとも、責任感を持って仕事をしたいので」(38歳)
「窓際部署を目立つように変えることができるから。下っ端ではできることが少ない」(37歳)
「目立たない部署でもリーダーになれば優越感を得られるから」(27歳)

「リーダーにはなりたくない」なんて消極的なコメントを見ていると、他人事ながら「そんなんじゃダメだろ!」とツッコミたくなってしまうけど、実際の会社では大きな組織のほうが安定していたり福利厚生がよかったりするから、話がややこしい…。あなたはどっち派?
(梵 将大)

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