給料アップ、希望部署へ異動、新規事業立ち上げ

転職を思いとどまる条件TOP10

2015.12.09 WED

世論調査


転職のカードをちらつかせ、「給与アップ」をもぎ取れるか!? 写真提供:xiangtao / PIXTA(ピクスタ)
年末は慌ただしい時期であるとともに、春からの新天地を求める転職活動の季節でもある。25~39歳の男性会社員200人に、「今の会社から、いずれ転職したいと思うか」を聞いたところ、実に半数以上の107人(53.5%)が「いずれ転職したい」と回答した。

とはいえ、この結果から「転職する気はない」も46.5%いることが判明。この差は何にあるのだろう。もしかしたら、何かが解消されたら、今の会社にとどまりたいと思うのかも? 「いずれ転職したい」と回答した107人に「上司から提案されたら、転職を思いとどまる条件」について聞いた。

■転職を思いとどまる条件TOP10
(10項目から1、2位を選んでもらい、1位を2pt、2位を1ptとして集計。協力/アイリサーチ)

1位 給与額が現在の1.5倍になる 139pt
2位 希望する部署に異動できる 30pt
3位 残業時間がゼロになる 27pt
4位 嫌な部下や同僚を他部署に異動してもらえる 26pt
4位 確実に将来、会社の主要役職に就ける 26pt
6位 裁量労働制で、自由に勤務時間を選べる 18pt
7位 社内で新規事業を立ち上げられる 13pt
8位 希望する勤務地を選べる(在宅勤務含む) 12pt
9位 希望する学校に留学をさせてもらえる 7pt
9位 売上などのノルマがなくなる 7pt

「どんな条件を提示されてもいずれ転職したい」と答えたのは、わずか4人。ほぼ全ての人は、何かが改善されれば、現在の会社にとどまるのはヤブサカでない、と考えている様子。ただ、ダントツなのは、やはり「給与面」。この部分は最も会社も譲歩しづらい部分だろう。また、やりたい仕事がしやすくなる「希望の部署への移動」「確実に将来、会社の主要役職に就ける」や、人間関係についての「嫌な部下や同僚を他部署に異動」などが上位にランクインした。ただし、いずれも差はわずか。2位以下の順番にあまり大きな意味はないと考えてよさそうだ。

彼らはなぜその項目を選んだのか、理由とともに現状に対する不満をぶちまけてもらった。

【1位 給与額が現在の1.5倍になる 139pt】
「結局お金のために働いているから」(29歳)
「給料面が不満なので、解決するなら残ると思うから」(27歳)
「給料と労働が明らかにあっていない為」(31歳)
「給与の低さが現在の職に対する不満の多くを占めるため」(37歳)

【2位 希望する部署に異動できる 30pt】
「やりたいことをしたい」(26歳)
「他部門へ異動したい。今の部門は雰囲気が合わない」(25歳)
「部署が嫌なので、それが解消できるから」(30歳)
「自宅から一番近い所にある支店の店長が、最も自分と気の合う人だから」(37歳)

【3位 残業時間がゼロになる 27pt】
「ワークライフバランスが改善できるから」(26歳)
「残業が多くて、プライベートの時間が確保できないことを悩んでいるから」(29歳)

【4位 嫌な部下や同僚を他部署に異動してもらえる 26pt】
「先輩からパワハラを受けているから」(29歳)
「ストレスに悩まされているため」(30歳)
「何の仕事をするより、誰と仕事をするかが重要」(30歳)

【4位 確実に将来、会社の主要役職に就ける 26pt】
「いずれは、会社を動かしてマネージメントしてみたいので」(27歳)
「経営に携われるから」(33歳)

【6位 裁量労働制で、自由に勤務時間を選べる 18pt】
「朝早く行かなくていいなら最高だから」(31歳)

【7位 社内で新規事業を立ち上げられる 13pt】
「ベンチャー企業を立ち上げたいと思っていたから」(33歳)
「業務改善効率化の新規事業を進めてみたいから」(36歳)

【8位 希望する勤務地を選べる(在宅勤務含む) 12pt】
「勤務地を替えたら環境も変わると思うので」(29歳)

【9位 希望する学校に留学をさせてもらえる 7pt】
「勉強したい」(35歳)
「プラスになるから」(36歳)

【9位 売上などのノルマがなくなる 7pt】
「売り上げノルマがずっと続くのは嫌だから」(30歳)

「給与アップ」「業務負担軽減」など、実現すれば嬉しいものばかりだが、ひとつの組織での解決はなかなか難しい。給与や労働条件を交渉してもダメな場合、転職はやはり魅力的な選択肢になるだろう。
(千川 武)

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