デモチ防いで“常に打席に” 個性派社長のお悩み相談室

Wantedly仲暁子「自分腐らせる同僚・上司から迷わず距離をとる」

2015.12.14 MON

個性派社長のお悩み相談室


仲 暁子(なか・あきこ) ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEO。1984年生まれ、31歳。新卒でゴールドマン・サックス証券に入社し、Facebook Japanを経て2010年に現社を設立
若手社員ならではの悩みを個性派経営者にぶつけ、意見を授かる連載。ビジネスの最前線を走るリーダーの金言には、明日への扉を開くヒントがあるかもしれない。

お話を伺うのは、ウォンテッドリー代表取締役CEOの仲 暁子さん。月間ユーザー数70万人のビジネスSNS「Wantedly(ウォンテッドリー)」を率いる起業家だ。

相談内容は前回に続き「仕事のモチベーションの上げ方」について。「シゴトでココロオドル人をふやす」を企業理念に掲げる仲さんに、自身の経験をふまえ、サラリーマンが熱量高く仕事にコミットするための極意を聞いた。


●人に向かわず「コト」に向かうのが仕事の鉄則

組織で仕事をする会社員は、外的要因によりモチベーションを削がれてしまうことがある。特に、理不尽な上司や意識の低い同僚に足を引っ張られて、やる気を失ってしまうケースは多いだろう。仲さんは、そうした「自分を腐らせる人間」には近づかないことが賢明だという。

「自分のモチベーションを下げてくる人と距離をとることが大事です。仕事の悩みの大部分って人間関係ですよね。サラリーマンだと自分がいくら全力で頑張ろうと思っても、上司によって全然変わってくるじゃないですか。クラッシャー上司とかもめちゃめちゃいるでしょうし。上司に潰されるくらいなら、今すぐ異動届けを出したほうがいいですよ」


もちろん会社員である以上、上司や同僚とまったく絡まずに仕事をするのは不可能だ。異動を願い出たところで、すぐに叶うとも限らない…。ただ、理不尽な上司や困った同僚に当たったとしても、それらをできる限り“意識の外”に置くよう努めることが重要なのだとか。

「DeNA創業者の南場さんがよく『人に向かわずコトに向かえ』とおっしゃってるんですが、まさにその通りで、上司がムカつく、嫌いだとかってことに意識を向けるんじゃなくて、シンプルに与えられた仕事に向き合うっていうのが、モチベーションを上げる第一歩だと思います」


●経営者・仲 暁子のモチベーションの源は?

では、仲さん自身も、そんな厳しい姿勢で仕事に集中しているのだろうか?

「そうですね。私の場合は自分が立ち上げたサービスということもあり、やるべきこと、目的が明確にあって、モチベーションが下がることはありません。とはいえ、一日中ひたすら集中し続けるのはさすがに無理。私の場合は、一番集中できる朝方を『ゴールデンタイム』に位置づけ、大事にしています。カフェインと音楽でスイッチを入れて部屋にこもり、仕事に没頭するようにしていますね」

そこではたとえば、緊急性は低いが重要性が高い事業の長期的な戦略を練るなど、クリアな頭で集中して取り組むべき仕事の時間に充てているという。

新卒で入社したゴールドマン・サックス証券時代に猛烈な働き方を叩きこまれ、経営者となった今なお誰よりも働く仲さん。最後に、高いモチベーションを保ち続ける秘訣を聞いてみた。

「普通のことです。ちゃんと食べて、よく寝ること。それと適度な運動。要は頭も体も常に健康で、いつでもバッターボックスに立ち、ハイパフォーマンスが出せる状態にコンディショニングしておくことは心がけていますね。実際、ゴールドマン・サックス時代から現在まで、基本“皆勤”です」

(榎並紀行/やじろべえ)

■個性派社長のお悩み相談室 第7回

  • 「常にバッターボックスに立ち続ける=他人にデモチされない」という強い信念を語ってくれました

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト