「しょうがないか」となるのは? 女性&上司世代にきいた

酒に酔って…情状酌量OKラインは?

2016.01.02 SAT


「情状酌量」は本来刑事裁判でつかわれる言葉。ちなみに実際の裁判では、酒に酔っていたからという理由で、罪が軽くなることはほとんどない…! 写真/PIXTA
新年会など、酒を飲むことの多いシーズン。酔っての失敗も増えてくる。仲間内ならともかく、それが会社の宴会だと、いろんな意味で気まずい。

そこで気になるのが、「まあ、酒の席だからしょうがないか」と許してもらえる「情状酌量」の範囲だ。

今回は、全国の20~30代女性社会人200人および40~50代男性社会人200人にアンケートを実施(協力/アイリサーチ)。同僚女性、先輩・上司男性という立場から、いっしょに飲んでいる同僚男性、後輩・部下男性の「たとえ酔っぱらっていたとしても許せない行為」を聞いた。そこから見えてくる「情状酌量」の本音とは…?

●20~30代の同僚女性が「たとえ酔っぱらっていたとしても許せない行為」TOP10
(全15項目の中から上位3位まで選択。1位3pt、2位2pt、3位1ptとして集計)

1位 服を脱ぎ、裸になる 188pt
2位 他の席の客に絡む 135pt
3位 宴会の途中で吐いてしまう 122pt
4位 グラスを割るなど、店のものを壊してしまう 120pt
5位 店員に絡む 115pt
6位 (あなたに)いつもより馴れ馴れしい絡み酒 96pt
7位 説教を始める 92pt
8位 お酒をこぼして(あなたに)かかった 85pt
9位 自分語り、自慢話を始める 49pt
10位 ツッコミとして(あなたの)体を軽くはたく 46pt

●1位 服を脱ぎ、裸になる 188pt
「目障りだし、お酒や食事がまずくなる」(32歳)
「どんなにふだんいい人でも、一瞬で生理的に無理になる」(24歳)
「物を壊すのは最悪お金でなんとかなるが、いやな気分はお金で解決できない」(27歳)

●2位 他の席の客に絡む 135pt
「めんどくさいことに巻き込まれそう」(28歳)
「人としてのモラルを疑う。一緒にいるのも恥ずかしい」(31歳)
「身内ならともかく、他人への迷惑は気分が悪い」(25歳)

●3位 宴会の途中で吐いてしまう 122pt
「自分のお酒の限界を知らないのは社会人としてどうかと思う」(26歳)
「場の盛り上がりが一気に台なしになる」(35歳)
「自分のお酒の限界を知らない人は嫌」(38歳)
「他人の汚物は見たくないし、処理もしたくない」(33歳)

とくに女性の場合は、「好きでもない男の裸は見たくない」ということのようだ。また、他の客への絡みや嘔吐についても手厳しい。

逆にポイントが少なかったのは、「宴会の途中で寝てしまう」(11pt)「大声を出したり歌を歌ったりする」(29pt)など。このあたりなら「情状酌量」してくれるようだ。

●40~50代の先輩・上司が「たとえ酔っぱらっていたとしても許せない行為」TOP10
(全16項目の中から上位3位まで選択。1位3pt、2位2pt、3位1ptとして集計)

1位 他の席の客に絡む 224pt
2位 店員に絡む 177pt
3位 グラスを割るなど、店のものを壊してしまう 98pt
4位 説教を始める 94pt
5位 (上司・先輩であるあなたに)タメ口を使う 90pt
6位 服を脱ぎ、裸になる 81pt
7位 (上司・先輩であるあなたを)ツッコミとして軽くはたく 75pt
8位 同僚、後輩の悪口を言う 60pt
9位 大声を出したり歌を歌ったりする 58pt
10位 食べきれない量、飲みきれない量をオーダーする 55pt

●1位 他の席の客に絡む 224pt
「公務員なので他人に迷惑をかけるなど笑止千万」(57歳)
「他の客の話に割り込み、説教を始めたのを見て目を疑った」(50歳)
「会社内でフォローしきれない行為が一番困る」(51歳)

●2位 店員に絡む 177pt
「店員にタメ口を使う時点で許せない」(49歳)
「次からその店に行きづらくなる」(52歳)
「見ていて恥ずかしい。社会人としていかがなものかと思う」(52歳)

●3位 グラスを割るなど、店のものを壊してしまう 98pt
「単純に器物破損。犯罪です」(54歳)
「そこまでなるまで飲むなと言いたい」(51歳)
「皿を落として割った後、悪びれもせず店員に『早く片付けろ』と言っていて、こいつとは二度と飲まないと思った」(48歳)

こちらも、やはり他の客や店に迷惑がかかる行為をNGとする意見が多かった。一方で、裸や嘔吐については比較的寛容で、ほか「宴会の途中で寝てしまう」(7pt)、「お酒をこぼして(あなたに)かかった」(11pt)などもほとんど票は集めなかった。先輩・上司の場合は「お酒をこぼす」などの非礼は大目に見てもらえるようだ。

結果としては、「寝てしまう」が両者に共通する完全な「情状酌量」の範囲内。変にはしゃいで社内での評価を落とすぐらいなら、いっそ寝てしまおう。会計を安くしてもらえるなどの特典(?)もあるかもしれない。
(石原たきび)

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