係長以上の上司世代200人が真剣にアドバイス

これがないとNG「仕事の能力」1位

2016.01.28 THU

世論調査


上司たちは見ていないようで、部下のことをしっかりと見ているもの。今回の結果と同じようなことをあなたの上司も思っているかも!?
上司たちは、様々な観点から僕らの仕事ぶりを見て評価している。だが、一口に「評価のポイント」と言っても努力すべきポイントは多岐にわたりすぎて、どれが重要なのかはわかりにくいのが実情だ。そこで、僕らの上司層にあたる30~40代の係長以上の役職に就く会社経営者・会社役員・会社員200人を直撃! 社会人の資質として必要と思われる項目のなかから、「部下の資質として『これがないとマズイ』と感じる能力」を選んでもらった。

●これがないとマズイ!社会人の能力TOP10
(全11項目から上位3項目を選択してもらい、1位=3pt、2位=2pt、3位=1ptとして集計。調査協力/アイリサーチ)

1位 物事に進んで取り組む力 228pt
2位 目標を設定して、確実に行動する力 186pt
3位 現状を分析し、目的や課題を明らかにする力 148pt
4位 相手の意見に耳を傾ける力 114pt
4位 会社のルールや人との約束を守る力 114pt
6位 メンバーやスタッフに働きかけ巻き込む力 101pt
7位 問題解決に向けて計画する力 88pt
8位 自分の意見をわかりやすく発信する力 72pt
9位 新しい価値を生み出していく力 58pt
10位 意見や立場の違いを理解する力 45pt

上司たちが最も求めている資質は「物事に進んで取り組む力」。40ptほど離れた2位は「目標を設定して、確実に行動する力」となり、行動力にまつわる項目が上位にあがった。とはいえ、以下もポイントとしては割れたように、仕事によって求められる資質は様々、上司が求める資質も様々だということがわかる。上司たちが部下へ求めることや、普段接するなかで感じることなどを聞いてみた。

【1位 物事に進んで取り組む力】
「前向きであることが最も重要」(49歳・男性)
「主体的に行動していないと、何も進化しない」(48歳・男性)
「新しい仕事をしようとしない社員ばかりで疲れた」(42歳・男性)
「やる気が全くない、言われたことしかできない人が多い」(46歳・男性)
「待ちの姿勢ではなく何事も積極的な行動力が必要と感じます」(47歳・女性)

【2位 目標を設定して、確実に行動する力】
「ゴールがないと無駄なことが多くなるので」(44歳・男性)
「目標が設定できない人は、行動がチグハグになる恐れがある」(44歳・男性)
「日々の業務に追われるだけで1年を過ごしてしまい、中長期的な視野をもてない若手が多い」(44歳・男性)
「目標達成意識がないと、意欲や発想が生まれない。自分で考える力が養われない」(39歳・男性)
「確実に行動するには、目標が無いと出来ないから」(44歳・男性)
「計画性のない仕事は、自分だけでなく周囲にも悪い影響を与える」(42歳・男性)

【3位 現状を分析し、目的や課題を明らかにする力】
「この力が無いと、単なる指示待ち社員でしかない」(45歳・男性)
「物事の本質を理解せずに行動が先行してしまうと無駄な時間、コストが発生してしまう」(47歳・男性)
「成果が上がらなくても、同じことだけを続けようとしている」(39歳・男性)
「目の前にある問題を認識できないで、目的を設定しようとする部下もいるので、現状分析の重要性というか『現状分析ありき』ということをいつも言っている」(48歳・男性)

【4位 相手の意見に耳を傾ける力】
「コミュニケーションは円滑に仕事を回すスキル」(45歳・男性)
「注意したことに反抗されると、注意する気もうせる。若ければ若いほど、素直さが必要」(37歳・男性)
「“っていうか”という言葉連発で相手の気持ちをくむ気がない」(44歳・女性)
「とにかく人の話を聞かない 理解してないのに分かったふりをする」(49歳・男性)

【4位 会社のルールや人との約束を守る力】
「約束を守れないと信頼できないから」(35歳・男性)
「自分のことだけしか考えない奴がいて困る」(35歳・男性)
「なにがなんでも約束を守る能力は最低限大人として必要」(41歳・男性)
「基本中の基本。これがないと人として終わっている」(48歳・男性)
「決められた事を決められたとおりにやらない、言われた事を言われたとおりにできない部下は、必ずと言っていいほど事故やクレームを発生させることを身をもって経験した」(45歳・男性)

【6位 メンバーやスタッフに働きかけ巻き込む力】
「仕事の出来る範囲が広がらない」(32歳・男性)
「ひとりで課題を抱え込ませないようにするため」(42歳・男性)
「気持ちを上げさせることが最も難しいと思うから」(40歳・男性)
「普段から何でも話せる仲になり、仲間として同じ課題に取り組んでいる」(48歳・男性)
「人に相談せずに自分で解決しようとして上手くいかない、報告もしない」(49歳・女性)

【7位 問題解決に向けて計画する力】
「行き当たりバッタリで仕事をされても困る」(39歳・女性)
「何事も問題点を把握し、解決しないと次のステップには進めない」(44歳・男性)
「他人任せで自ら先頭に立って行動する気持ちのない社員が多い」(39歳・男性)
「PDCAのプランが物事のスタートであるから」(45歳・男性)

【8位 自分の意見をわかりやすく発信する力】
「これが無いとお客からも言いなりになり、交渉や説得が出来ない」(41歳・男性)
「部下に限らないが、社内・社外の関係者とのやり取りに必要だと思うので」(46歳・男性)
「表現力がいまいちで相手になにを伝えたいのか分からない」(48歳・男性)

【9位 新しい価値を生み出していく力】
「創造、アイデアが一番金になる」(38歳・男性)
「まず新鮮な感性が何より大事で、それがあれば新しい価値が生まれるから」(34歳・女性)
「過去からの連続性ではなく、非連続にものごとを考えないと新しいものはうまれない」(45歳・男性)

【10位 意見や立場の違いを理解する力】
「自分の意見を一方的に主張してトラブルを起こす」(42歳・男性)

上司が抱える部下への不満が浮き彫りになる一方で、会社のため、部下本人のために期待を掛けている様子が明らかになったコメントだ。職種は様々なれど、部下の立場であればどれも参考になる意見ばかり。自分の上司が何を求めているのか考えるきっかけにしてみては?

(小笠原敦)

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