入社後に実感…初任給・平均年収は当てにならない?

ぶっちゃけ意味ない!会社選びの比較項目TOP10

2016.06.02 THU

データで読み解く ぶっちゃけ世論調査 > 世論調査


6月1日に企業の面接・選考が解禁となるものの、実は5月末時点で半数近くが内定を得ている…という見方もあるようだ 写真:msv / PIXTA(ピクスタ)
企業の採用面接が6月1日に解禁になり、就活生を目にする機会が増えた。リクルートスーツに身を包んだ彼らを見ると、学生当時を思い出す。会社選びでは、給料や社風など様々な点で比較するが、入社後に「意外と当てにならない」と感じることも少なくないものだ。そこで、20代の男性会社員200人に、「『実は意味がなかった』と思う会社選びの基準」についてアンケート調査を行った。

■ぶっちゃけ意味ない!会社選びの比較項目TOP10


(18の項目から1~3位まで選んでもらい、1位を3pt、2位を2pt、3位を1ptとして集計。R25調べ・協力/アイリサーチ)

1位 事業内容 190pt
2位 平均年収 161pt
3位 初任給 149pt
4位 会社のネームバリュー 101pt
5位 社風 99pt
6位 福利厚生 56pt
7位 企業理念 53pt
8位 説明会の雰囲気や人事の印象 51pt
9位 自分のやりたいことができそうか 48pt
10位 OB訪問などで会った社員の印象 47pt

1位の「事業内容」は、会社の生業そのもの。また、2、3位は収入に直結する大事な指標となり得るはず。ところが、多くの若手ビジネスマンは“意味がない!”と切り捨てている。なぜそのような判断に辿り着いたのか? その理由も聞いてみた。

【1位 事業内容 190pt】
「働けば同じ」(24歳)
「本当にやりたい仕事はやってみないとわからない」(27歳)
「自分の仕事の範囲が楽なら関係ないから」(28歳)
「大変なのはどんな仕事も同じだと思うので」(29歳)

【2位 平均年収 161pt】
「入社後に挽回できるから」(24歳)
「実際には相違がある」(25歳)
「個々人の頑張りによると思うから」(25歳)
「具体的な金額は事前情報よりも違うことがたくさんある」(29歳)

【3位 初任給 149pt】
「それよりもやりがいと適性のほうが重要だから」(22歳)
「ボーナスや昇給が関係するので」(24歳)
「昇給の程度の方がずっと大事」(27歳)
「やりがい優先」(28歳)

【4位 会社のネームバリュー 101pt】
「働くと気にしなくなるから」(26歳)
「社会人になった時点で、すべての人がゼロからのスタートで、そもそも会社のネームバリュー云々は関係なくなる」(29歳)

【5位 社風 99pt】
「入らないとわからない」(26歳)
「部署でかなり違う」(26歳)

【6位 福利厚生 56pt】
「偽りの会社が多いから」(24歳)

【7位 企業理念 53pt】
「全然関係ないから」(29歳)

【8位 説明会の雰囲気や人事の印象 51pt】
「その印象は自分が働く現場と一致しないから」(24歳)

【9位 自分のやりたいことができそうか 48pt】
「やりたいことはただの社員では何も出来ないと感じた」(25歳)

【10位 OB訪問などで会った社員の印象 47pt】
「(良い印象を与えるためにキャラクターを)つくっているから」(29歳)

どうやら、自分と直接関係する業務や内容と異なる状況も多いため、「無意味」と判断した人が多かったようだ。ちなみに、今回の調査で下位になったのは、「海外勤務の有無」(12pt)、「教育研修制度」(16pt)の2つ。生活拠点が大きく変わってしまう「海外勤務」と、社会人の基礎を作る「教育研修制度」は重視して然るべし、とのこと。

なお、「経済紙(誌)などで読んだ企業分析」(15pt)も下位になっている。ひとつの基準にこだわるのではなく、総合的に比較して判断するのがギャップのない会社選びのコツ、ということだろうか。

(千川 武)

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