「グッジョバ!!」連日大盛況。キッザニア、日清etc.

体験型企業系レジャー施設続々 手本はディズニー?

2016.06.04 SAT

会社では学べない!ビジネスマン処世術


オープン以来、大人気の「グッジョバ!!」。日産や日清食品、ワールド、コクヨなど、日本を代表する企業がサポートし、4つのファクトリーの製作には約100億円の総工費がかかったとか!写真は日清食品サポートの「FOOD factory」 写真提供:よみうりランド
今年3月18日に「よみうりランド」内にオープンした遊園地エリア「グッジョバ!!」。日産自動車やコクヨなど、企業がアトラクションのスポンサーとなっていることでも話題だ。エリア内は「自動車」「食品」「ファッション」「文具」という4つのエリアに分かれ、洋服の製造工程を見るコースターやオリジナルの文房具を作るワークショップなど、各企業の事業に近いアトラクションが楽しめ、連日大盛況だという。「グッジョバ!!」以外にもキッザニアをはじめとした体験型の企業系レジャー施設は近年増加の一途にある。

「体験型の企業系レジャー施設が増加する背景は、テーマパークの『アトラクションごとにスポンサーをつける』手法が好調だから。この発想は、ディズニーのやり方を踏襲したものと考えられます。アトラクションの製作には巨額のお金がかかりますが、スポンサーがいれば、ある程度ペイできるうえ、スポンサー側にとっても広告効果が見込めます。今は代表的な広告手法のひとつとなっていますね」

そう語るのは、遊園地&テーマパーク評論家の佐々木隆氏。佐々木氏いわく、名前が看板に載るだけでなく、「グッジョバ!!」のような各企業の事業に近い体験型のアトラクションの場合は、ユーザーの購買意欲向上につながるほどの広告効果も見込めるという。

「さまざまな職業が体験できる『キッザニア』の大ヒットが最たるものなのですが、専門的な知識を得られたり製品を実際に作ったりできるなど、学ぶ場所として大人も楽しめる施設も多いです。近年こちらも人気が高い、工場見学のサービスとも近いものを感じます。また、主要な事業と密接に関係しているので、スポンサー側は自社の技術を活かすことができるだけでなく、企業の経営状態が安定していることのアピールにもつながります」

客は楽しく企業もオイシイ企業系レジャー施設は、全国にも多数あるとのこと。そこで、「グッジョバ!!」や定番の「キッザニア」以外で、佐々木氏おすすめの企業系レジャー施設を教えてもらった。

●インスタントラーメン発明記念館(大阪府池田市)


世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した日清食品が運営するミュージアム。自分だけのカップヌードルを作る「マイカップヌードルファクトリー」や小麦粉からチキンラーメンを製造できる「チキンラーメンファクトリー」など、楽しくカップラーメンやインスタントラーメンについて学ぶことができる。なお、日清食品が運営する「カップヌードルミュージアム」が横浜にもある。

●ソニー・エクスプローラサイエンス(東京都港区)


光や音、ゲームなど、ソニーの主要事業に触れることができる科学館。人が持つわずかな電気を感じ取るセンサー「ハイパースキン」を利用して音や映像をコントロールする「サウンド カオス」や、カメラでとらえた人の顔や動きをコンピューターが瞬時に処理することで変身できる「ARヘンシン ミラー」、3D映像シアターなど、ソニーの最新技術を体感できる。

●マヨテラス(東京都調布市)


食品メーカー・キユーピーが運営する施設。マヨネーズ工場のバーチャル見学ができる「ファクトリーウォーク」や、キユーピーのマヨネーズをベースにケチャップやマーマレードなどさまざまな調味料を合わせて、オリジナルマヨネーズを試作する「キユーピー キッチン」があり、マヨラーにはたまらないミュージアム。

「今のアミューズメント業界を語るうえで重要なキーワードは『体験』。今後、企業が携わったテーマパークやアトラクションがどんどん増えていくはずです」と語る佐々木氏。企業がアトラクションの細部まで携わり、進化をつづけるレジャー施設。今年の夏は企業系レジャー施設で楽しく学んでみては?

(大貫未来/清談社)

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