笑顔の裏にあった「プロフェッショナルな想い」とは

加藤綾子「さんまさんのツッコミに助けられた日」

2016.11.21 MON

会社では学べない!ビジネスマン処世術 > “仕事本”に学ぶ


(取材時撮影=飯本貴子)
今月、初の著書『あさえがお 心のハンドルをぎゅっとにぎる33の言葉』を上梓したフリーアナウンサー・加藤綾子さん。著書では8年間フジテレビのアナウンサーとして笑顔で活躍してきた彼女が心に留めている言葉を紹介している。

●疲れた時は“ランジェリーブランド”のファッションショーを観てうっとり

視聴者からすれば遠い存在である人気女子アナにも、1人の女子として憧れの存在がいるようだ。「ヴィクトリアズ・シークレット(アメリカのランジェリーブランド)のファッションショーが大好きで、いつもうっとりしながら見ています」と話す加藤さんは、モデルのミランダ・カーの大ファン。

「自信満々に堂々とランウェイを歩く彼女の姿を見ていると、私まで前向きな気持ちになれるんです。自信のある人って、見ている人を安心させて、元気づけてくれるんだなぁ…と。仕事をしているとうまくできないことがたくさんあるので、本当は反省することばかり。でも、だからといって自信なさそうに働いていると、周囲の人はもちろん、テレビを見ている方にもネガティブな気持ちが伝染してしまう気がするんです。だから、少し不安な時でも、笑顔で仕事をするよう心掛けています」

番組チームのためにも笑顔を絶やさないよう意識しているという加藤さん。しかし、『めざましテレビ』のメインアナウンサーを務め、4年間にわたり毎朝(深夜)3時に起きる生活を続ける中で、肉体的な疲れがたまり、「わけもなく涙がこぼれ落ちそうになった日もあった」と語る。それでも笑顔を見せ続けられた理由は?

「実は私、中学生ごろまで重いアトピーに悩まされていて、食事も満足にできなかったんです。そのころの経験があるから、仕事が大変でもすべてがありがたいことに思えるんですよね。幸せのハードルが低いので、些細なことでも幸せに感じる、それが私の強みなのかもしれません」

●明石家さんま、高島 彩… 先輩方から教わった大切なこと



もちろん、自信のある笑顔で堂々と仕事をし続けるためには、周囲に認めてもらうことも重要だろう。加藤さんが仕事をする上で心掛けていることとは?

「プロとして“逃げない”ことは意識しています。バラエティ番組で話を振られたとき、一番ダメなのは『えっ…』と戸惑うこと。怖くなると言葉が出なくなりますが、勇気を出して返せば、共演者の方々が何とかひろってくれるんです。『ホンマでっか!?TV』では、『この返事でいいのかな…』と考えて一瞬でも間が生まれると、さんまさんが『遅いで!』って、笑える形でツッコミを入れられるので、かなり鍛えられました(笑)」

勇気を出して発言することで、意外と状況が打開される…共感できるビジネスマンも多いのではないだろうか。最後に、加藤さんは、元フジテレビの先輩アナウンサー・高島 彩さんとの思い出とともに、「憧れの先輩との関係」についての考えを教えてくれた。

「彩さんとは同じ会社にいたのに、共演する機会もお話する機会も、あまり多くなかったんです。私が入社3年目のとき、彩さんはフジテレビを退社することになり、ある番組内で彩さんの卒業企画が行われました。最後に一言メッセージ…となった際、『加藤には私がやってるものは全部任せられると思う』と言ってもらえて。思わず涙ぐんでしまうほど嬉しかったんです。このとき、普段接する機会が少なくても、真摯に仕事に取り組んでいれば、憧れの先輩に認めてもらえることがあるんだ! と知りました」

仲良くなってかわいがられることと、本当に仕事を認められることは別。日本中の男子を虜にする笑顔の裏には、プロフェッショナルな想いが秘められていた。

(黄 孟志/かくしごと)


撮影=中村和孝(まきうらオフィス)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト