携帯電話の利用料金ってわかりづらくない?

ユーザーからの不満の声に携帯大手各社の対応は…

2004.07.01 THU

今年5月末に総務省が発表した「電気通信サービスに関するアンケート調査」に、興味深い報告がある。携帯電話・PHSサービスの広告について、「料金プランをもっとわかりやすくすべき」と答えたユーザーが、81.5%にも上ったのだ。

この結果に、思わずウンウンとうなずいてしまった読者は少なくないだろう。実際問題、携帯電話の料金設定は非常に複雑だ。どの通信事業者も、基本料金は安いが通話料が割高なプラン、逆に基本料金は高いが通話料がお得なプランなど、利用頻度に合わせてチョイスできるのはいいが、ここに前月繰り越しやら長期割引やら家族割引などが絡むため、自力で利用料金を計算できないほど複雑化しているのだ。

この件について、大手携帯電話通信事業者にコメントを求めた。あいにく、最大手のNTTドコモは新体制移行直前ということで回答を得られなかったが、ボーダフォン広報部からは次のような回答を得た。

「料金体系への不満の声は認識しております。かつては音声通話料金のみを提示すればよかったものが、現在では非音声サービス、つまりメールやインターネットなどの通信料が加わったことで、プランが多様化してしまったのが原因でしょう。弊社では対応策の一環として、総合カタログの6月号から、各機種における発生料金の一覧表を掲載し、利用料金の目安をわかりやすく提示しはじめました」

また、au(KDDI)広報部からは、「ユーザーの皆様のご不満を真摯に受け止め、今後の参考にさせていただきたい」とのコメントが寄せられている。

見方を変えれば、携帯電話業界では、各社が利用者の様々なニーズに応えた料金プランを細かく打ち出したことで市場競争が一気に激化し、料金体系の「わかりにくさ」まで競うようになってしまったのだろう。今後は、顧客獲得競争のポイントが「低料金」だけでなく、「わかりやすさ」にも力点が置かれることを期待したい

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