ケータイはもはやアクセサリー?

プレミニが描くケータイのもうひとつの未来とは ?

2004.07.22 THU

ケータイの進化は日々めざましい。ドコモは近い将来、JRの「スイカ」にも採用された非接触ICカード「フェリカ」をケータイに搭載するというし、auはケータイでの電子決済を考えているという。ケータイは今後もどんどん多機能になっていくようだ。だが、改札口を通れるようになるのは嬉しいとしても、あまりの多機能化についていけない人も多いんじゃないだろうか?

7月1日に発売されたドコモの新ケータイ『プレミニ』はいたってシンプルだ。iモードはついているが、カメラ機能はなく、FOMA端末でもない。サイズは全長約9cm、重量約69gと名刺ホルダーにもスッポリ入るほど極小。デザインはスタイリッシュでどこか高級感を感じさせる形状だ。メインターゲットは20代~30代の男性とまさしくR25世代を想定したという。同端末の説明会でドコモ営業本部の中野正宏氏は、

「成熟した市場では、ユーザーのニーズは二極化する。携帯電話市場では多機能化とシンプル化。そこでシンプルな端末を開発するべくマーケティングを行ったところ、小さいボディへのニーズが高いとわかってきた。『プレミニ』は、そうしたニーズを強く打ち出している」と、基本コンセプトを語った。実際に市場を覗いてみても、二極化を窺い知ることができる。機能面を強調した機種のなかにも、シンプルで使いやすいFOMA『N900i』やauのコンパクトモデル『A1402S』などが上位にくい込んでいる。ユーザーはすでに機能の充実だけでは食いつかないようだ。

二極化が進むとして、シンプル化の行く先はどうなるのだろうか。そのヒントはauが発表した、「auデザインプロジェクト」のコンセプトモデルにある。ブレスレットやペンダントをイメージしたというモバイル。ケータイは近い将来、アクセサリー化していくのだ。多機能化とシンプル化。どちらにせよケータイが単なる“電話”でなくなる日は近いかもしれない。

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