ちょっと気になる調査結果付き

2004年度の新入社員は「ネットオークション型」

2004.07.22 THU

毎年のように行われる新入社員意識調査だが、今年はちょっと気になる結果が出ている。「自分の良心に反しても会社の指示に従う」と答えた新入社員の割合が43.4%と初めて4割を超え、「できる限り避ける」(40.8%)を上回ったというのである。ここ数年、企業の倫理が問われる事件が続発してきたのに、だ。しかも、「会社の運動会など親睦行事はできれば参加したくない」と答えた新入社員は20.2%と最低水準に。「自分がなじめない仕事を我慢して続けるのは無意味だ」も32.6%と減少。どうやら、なんとしてでも自分の身を守りたい、という保守的な傾向が強まっているようなのである。ちょっと気がかりなところだ。

さて、この調査を実施している(財)社会経済生産性本部は、2003年度新入社員から新入社員タイプの命名を現代コミュニケーション・センター所長の坂川山輝夫氏から引き継いでいる。2004年度の新入社員のタイプは「ネットオークション型」。“ネット上で取引が始まり、良いものには人気が殺到しさっさと売れる一方で、PR不足による売れ残りも多数。一方で、ブランド名やアピールに釣られて高値で落札したものの、入手後にアテが外れることもある”というのが解説だ。2003年度は「カメラ付きケータイ型」。“その場で瞬時に情報を取り込み発信するセンスや処理能力を持ち、機能も豊富だが、経験や知識がなかなか蓄積されない。また、中高年者にとって使いこなしきれない側面もある”。

ちなみにタイプ命名が始まった73年は「パンダ型」。“おとなしくかわいいが、人になつかず世話が大変”。バブル絶頂の88年は「養殖ハマチ型」。“過保護で栄養分は高いが魚らしくピチピチしていない”。95年は「四コママンガ型」。“理解に時間がかからず傑作もある一方で市場に溢れているので安く調達できる”。初期からズラリと見ていくと、昔ほど解説は少なくて済んだ印象がある。それだけ新入社員も手強くなってきた、ということか。

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