日本の世帯平均貯蓄額は1292万円!

個人金融資産1400兆円って、いったい誰が持ってるんだ?

2004.08.05 THU

不況になっても、700兆円もの借金をしても、日本という国は大丈夫。なぜなら1400兆円もの個人金融資産があるんだから。といった表現でよく使われるのが、個人金融資産。日本銀行のデータ(資金循環勘定)によれば、2003年末の日本の個人金融資産は1410兆円にものぼるそうである。でも、ちょっと待った。ボクらのまわりに、そんなに大金を持ってる人はいない。じゃあ、いったい誰が持ってるんだ?

2003年の総務省統計局「家計調査報告」によれば、全世帯の平均貯蓄は1292万円。ボクらにしてみれば、これもやっぱり実感とはかけ離れた数字としか思えない。そこでもっと調べてみると、わかってきたのである。平均貯蓄額を年齢別に見てみると、20代が316万円なのに対して、50代は1672万円、60代以上に至っては、なんと2362万円という驚くべき数字になっているのだ。しかもこれは貯蓄だけの話。個人金融資産全般となると、保険・年金、有価証券、株式なども加わる。そうなると、1410兆円のうち、50代以上が半分以上を持っているそうなのだ。

しかし、だからといって、嘆いている場合ではない。ということはつまり、50代以上の人たちに、もっとガンガンお金を使ってもらえれば、日本の景気はますます良くしていけるということなのだ。ところが、実際はどうか。50代以上のシニア世代は、まだまだ財布のひもが堅いのである。

しかし、シニア世代に言わせれば「ほしいものがない」のも実情らしい。考えてみれば、日本の消費の主役はいつも若者だった。日本企業は、シニアマーケットを本格的に開拓してこなかった。シニアの求める商品やサービスは不足しているのだ。

逆にいえば、シニアの目に叶う商品やサービスを送り出すことができれば、大きなビジネスチャンスが潜んでいるということになる。シニア世代にいかに気持ちよくお金を使ってもらうか。これからのビジネスのキーワードのひとつである。

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