ケータイ限定の新曲も登場

「着うた」は、不況にあえぐ音楽業界の救世主となるのだ!!

2004.08.26 THU

♪ジリリン、ジリリン!! という擬音語から電話を思い浮かべる人ってまだいるの? と言いたくなるほど、多様になっているのが電話の着信音。特に携帯電話にいたっては「着メロ」の時代からすでに、アーティストの歌声が直接聴ける「着うた」が、その主流となりつつある。

こうした状況下、ついに出たか! と思わずにいられなかったのが、“大塚 愛の『さくらんぼ』、「着うた」初の100万ダウンロードを達成!!”というニュースだ。現在「着うた」に対応する機種の普及台数は約1500万だから、理屈では巷で聞かれる「着うた」の実に15分の1が『さくらんぼ』、という計算になる。こりゃあ、レコード会社にとっても大したプロモーション効果になるよなあ、と思いきや。実際には、それ以上の経済効果が「着うた」にはあるのだという。

「『着うた』はレコード会社が持っている音源を直接利用するため、『着メロ』のように作曲者だけではなく、レコード会社側にも使用料が支払われるんです。そのため、大手のレコード会社が集まって配信サービスを立ち上げるなど、積極的に『着うた』の普及に取り組んでいるわけです」(某携帯コンテンツ制作会社プロデューサー)

CD不況が叫ばれて久しい今日このごろ、CDに替わる新しいメディアとして、携帯電話に期待が寄せられているというのだ。そうした流れを受けてか、この8月にはとうとう中島美嘉が歌う「着うた」のみでリリースされる新曲も登場。現在の再生時間は30秒程度と、本格的な音楽鑑賞にはまだ不向きだが、メモリカードを装着し多数の楽曲を保存できる機種も続々登場するなど、ハードウェア側の進歩も著しく、近い将来iPodなどの携帯音楽プレーヤー陣営を脅かす存在となることは、ほぼ間違いないだろう。しかしそうなると、「着うた」と普通の音楽ファイルを区別するのってすごく難しそう。大事な電話の取り損ないには、十分ご注意を!!

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