エンタメ投資で一獲千金…?

話題の「アニメファンド!」にみる新しい投資のカタチ

2004.09.02 THU

オンライントレード全盛のいま、銀行預金に資産を眠らせておくより、個人レベルでも積極的に“投資”に走ろうという動きが活発だ。

なかでも、個人投資家向け「アニメファンド!」(楽天証券/ジェット証券)が話題を呼んでいる。その名の通り、アニメに投資する個人向けファンドで、調達資金を宣伝・制作費に充て、その後のDVD販売収益を投資家へ還元するというものだ。

今回、その投資対象となっているのは、講談社の人気漫画『バジリスク 甲賀忍法帖』(原作:山田風太郎/漫画:せがわまさき)のテレビ用アニメ『バジリスク(仮題)』だ。9月13日より1口5万円からファンド募集がスタート。期日は11月中旬で、募集総額2億4000万円(4800口)が集まり次第締め切られる。完成したアニメは、来春のテレビ放映後、夏にはDVD発売――という流れとなる。

この手の「エンターテインメント投資」は、実はこれまでにも様々なジャンルで行われてきた。たとえば00年にマネックス証券が募集した、「ゲームファンド ときめきメモリアル」。これは、コナミの人気ゲームタイトルの制作費を募るファンドだったが、最終的に0.5%の利回りを実現した。“大化け”とまではいかなくても、銀行の普通預金が年利0.001%であることを考えれば、十分な配当だろう。

最近では音楽CDの制作・宣伝費を募る「音楽ファンド」を専門に扱う業者も登場。なかには利回り10%を超える商品も珍しくないというから見逃せない。興行師気分を味わうマネーゲームとして、この手のエンタメ投資は着実に浸透しつつあるそうだ。

なお、アニメ『バジリスク』に出資するには、楽天証券またはジェット証券への口座開設が必要となる。出資特典には、一定口数以上の出資者の個人名がDVD内に掲載されるといううれしいオプション付き。当たるも八卦…だが、見込んだ作品の制作に参加できることが、エンタメ投資最大の魅力なのかもしれない。

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