日銀株が買えるって知ってた?

日銀っていったい何をやってるところ?

2004.09.22 WED

日本銀行(以下、日銀)本店が8月から地下金庫の一般公開を開始。これがなかなかの見モノで、大人気らしい。そんな日銀だが、一般庶民には縁遠く、何を業務としているのかよくわからない。そこで、ここでは謎に包まれた日銀の素顔に迫ってみたい!

日銀の最重要業務は紙幣の発行と管理(硬貨は日本政府が発行)。普段何気なく使っているお札は日銀の発行する「券」だ。実際、「日本銀行券」と書いてある。じゃあ、他行がみずほ銀行券とか、UFJ銀行券を発行していいかというと、もちろんダメ。けれど、大昔は違っていた。

明治初期は全国に153もの「国立銀行」が乱立(実態は民間銀行)。各銀行が紙幣を発行していた。その後、政府が戦費調達のため紙幣を乱発。激しいインフレとなった。そこで、これを抑える対策の一環として設立されたのが日銀なのだ。そして紙幣を発行できる銀行は日銀だけとなった。

個人や一般企業は日銀に口座を持てない。口座が持てるのは政府や金融機関だけである。このため、日銀は「政府の銀行」とか「銀行の銀行」などと呼ばれている。

けれど、個人でも日銀の株(正式には出資証券という)を買うことはできる。ただ、日銀は株式会社ではなく、日銀法により設立された「認可法人」という位置づけだ。出資証券は額面で1口100円のものが6万4000円もする(8月末現在)。それで最低売買単位を100口としている証券会社が多いため、手軽に買えるものではない。また、配当も額面の5%までと法律で決められており、スズメの涙ほど。それでも個人で、資産としてこの出資証券を持っている人は4000人近くいる。

日銀の重要な仕事として「物価の安定」をはかることもある。紙幣の流通量を調節するなどしてこれを実現するはずなのだが、日銀のやり方は不十分との批判もある。一般庶民としては日銀に頑張ってもらい、(バブルにならない程度の)好景気にしてもらいたいと願うばかりだ。

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