借金まみれながらも、景気は回復基調に…

日本は今でも「経済大国」を名乗ってOKなの?

2004.09.30 THU

R25読者は小中学生のころ、日本は世界第2位の経済大国だと教わったはずだ。しかしバブル崩壊以降、国の負債は増えに増え、700兆円に迫っている。さらに、失業率も5%弱と下がる気配がない。我が国は、今でも経済大国と名乗る資格はあるのだろうか?

そこで、経済に関連するさまざまな数値に注目してみたい。まずは、各国で生産されたサービスや製品などの総和を表すGDP(国内総生産)。日本は03年度で約554兆円と、世界第2位の高水準をマークしている。この7月の実績でも、前月比0.8%増と景気は回復基調だ。また、総務省の家計調査に基づく1世帯当たりの消費支出は、7月度で30万5966円。前年同月比1.1%増と、これまた悪くない。商品がたくさん供給されて消費が進めば、これらの数値は景気水準の好材料ととらえることができるはずだ。

一方、たまに新聞の経済欄を賑わすODA(政府開発援助)だが、日本は現在も160カ国への援助を実施し、世界最大規模の貢献を続けている。さらに外務省は05年度予算案で、前年比11.9%増にあたる総額8073億円の要求額を提示するなど、援助額を増やす勢いだ。また、04年度の実質成長率は3.4%で、2年連続3%超の経済成長を達成したという心強いデータもある。これらの数値を見るかぎりでは、日本の経済はまだまだ十分な力を持っているかのように見えるが…。

ここでひとつ、日本が経済大国である指標として注目したい数値がある。オリンピックでの金メダル獲得数だ。名実ともに世界の経済を牛耳るアメリカが35個で1位、北京オリンピックに向け脅威の経済成長率を遂げている中国が32個で2位。これに対し、日本は16個と世界5位の好記録。スポーツ環境の十分な整備は、経済大国たる証明にほかならないのではないだろうか。

確かに国の借金額は多いけど、日本はまだまだ捨てたもんじゃない。明るい気分で今日もがんばろうじゃないか。

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