「マイナスイオン」「酸素」の次は「ビタミンC」

買い替え需要促進なるか?白物家電の意外な進化

2004.09.30 THU

マイナスイオンが白物家電に組み込まれて早数年。「いったい何の効果があるんだ?」と疑問に思いつつ、白物家電は省電力、ダウンサイジング、コストダウンなども含め、すでにベーシックな機能をこれ以上高められないために、このような付加価値をつけるしかなかったのか…。そう考えていた矢先、すごい冷蔵庫が登場した。三菱冷蔵庫「MR‐S40NF(W)」(三菱電機)である。

これは、光パワー野菜室に入れた野菜のビタミンCを増やす画期的な機能を搭載。さらに、クロロフィル(葉緑素)を増量するため、たとえばキャベツを半分に切って保存しておけば、内側の黄色い部分も緑色に変わってくるという。商品パンフレットの解説によると、「3つのLED(発光ダイオード)が590ナノメートルの波長を持つ光を照射し、野菜の光合成を促進させます。10日後には野菜のビタミンCは約10%増え、約1.5倍のビタミンCを保持します(当社比)」とのこと。ついに、バイオテクノロジーもここまで来たか…。

このほか、シャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」は、100~300℃に達した過熱水蒸気で肉や魚を焼いたり、唐揚げをつくる新しい調理法を採用。油を使わないからカロリーを大幅にセーブできるうえ、ビタミンCの減少を防げるんだとか。

また、食塩と水だけで硬水をつくり出し、ピカピカに食器を洗う食器洗い乾燥機「なべピカさらピカ」(シャープ)や、天然ハーブのサプリメントエアーを出す空気清浄機「プラズマッハ」(三菱電機)など、白物家電の新機能は、いつの間にやら想像以上に進化している。この背景には、「健康志向」を全面に打ち出すことで、積極的な買い替え需要を促す狙いがあるようだ。

スペックがどんどん上がるPC~AV関連機器に比べ、白物家電の進化は停滞したものとばかり思っていたが…侮りがたし、ニッポンの家電メーカー。今後はどんな驚きの新商品が販売されるか、楽しみにしてみるか。

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