TOBにMBOにLBO…???

経済欄に飛び交う「3文字英単語」講座 <合併・統合編>

2004.10.07 THU

メガバンク統合騒動で、聞き慣れない3文字英単語が登場したのはご存じだろう。TOBである。そういえば最近の新聞の経済欄は、3文字英単語がやたらと多い。なかでも合併・統合に関する3文字英単語は要チェックだ。

まずは、TOB。これは、「Take Over Bid」の略で「株式公開買付」のこと。買収や支配権の強化を目的に、買い取り価格や買い付け期間などを広く公表して、不特定多数の株主から、市場を通さずに株式を買い取る手法だ。その特色は、市場で株式を購入するより、一定価格で短期間に株式を集めやすいこと。株主は、高値で株を買ってもらえるTOBなら、売却で大きな利益を出せるからだ。

2つ目は、最近よく見るMBO。これは、「Management Buy-Out」の略。従業員などが自社の株式を買い取り、企業の経営支配権を得る手法である。たとえば、親会社が存在する企業の経営陣が、金融機関などから資金を調達して株式を親会社から買い取り、独立したりするのだ。関連会社を減らしたい親会社と、親会社の干渉から離れたい子会社のニーズが合致、最近ではこのMBOが急増している。

そして3つ目がLBO。「Leveraged Buy-Out」の略。これは、買収する側が自己資金をわずかしか保有していなくても、対象となる会社や部門の資産やキャッシュなどを担保に資金を調達し、買収してしまう手法。なんと買収先の資産を「てこ」に資金を借りて、買収ができてしまえるということだ。経営難に陥った企業を、同業者などが買収する際にも活用される。

おなじみM&Aは「Merger& Acquisition」の略で買収・合併の意。かつては珍しかったM&Aも、もはや日本では珍しくない。敵対的な買収も増加中だ。そもそも上場企業とは、株式を公開している企業。「買収してもいいよ」と言っているようなものなのだ。安定企業の代名詞ともいえる上場企業だが、実はいつ何が起きてもおかしくないのである。

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