苦節30余年の快挙!!

“養殖マグロ”の出荷開始でトロがバンバン食べ放題に!?

2004.10.07 THU

トロのお・す・しこうして文字にするだけでも、ココロオドリますよねぇ…!!(熱い吐息)。と、いささか変態チックな筆者の心情には、同調しかねるという読者も“トロのお・す・し”が手軽に食べ放題できる時代が来るぞ! と聞けば思わず、腰のひとつもクネらせてしまうのではないだろうか?

そんな全国のおすしファン待望の“夢”を実現に近づけてくれたのは、近畿大学の水産研究所。70年に国を挙げてのプロジェクトが立ち上がってから、実に30年以上の歳月を経て、先日ついに“完全養殖”されたクロマグロ(別名:ホンマグロ)を、一般市場に向け出荷させたのだ。

最近のサカナなんて、だいたいが養殖モノなんでしょ? と思っている人も多いかもしれないが、養殖が難しいとされている魚介類は、実際にはまだまだ多い。なかでも、今回出荷にこぎつけたクロマグロは、産卵の過程から人工的に管理する“完全養殖”が、不可能に近いほど困難、といわれる魚だった。

「他の魚に比べ酸素要求量が多い、皮膚が大変弱く衝突死の確率が高い、産卵が安定しない…など、完全養殖を難しくする理由がクロマグロには山ほどあったのですが、いけすの形や大きさを改良したりエサに工夫をするといった、長年の研究により、今回ついに量産化へのメドがたったのです」(近畿大学水産研究所)。

天然モノに比べ限られたスペースの中で十分にエサを食べられる環境のため、脂肪分が多くなるなど、今後さらに研究を重ねるべき点はある…。

「逆に日本人が好む“トロ”が多いというメリットもあるわけで。出荷された商品の評判も上々だったようです」(井上さん)

今回出荷されたのは3匹と、数的には少ないが、実用化が進み我々のお口に到達する日も、そんなに遠くはない模様。

「うぅん、トロも喰い飽きたねえ…」なんてリッチなセリフを、一日も早くつぶやきたいものです。ビバ養殖!! 

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